ヤラーキャットフードの評価は?愛猫家の口コミ・評判を徹底調査!

株式会社イシイが輸入・販売しているオランダ産のオーガニックペットフード「YARRAH(ヤラー)」。

今回はヤラーを愛猫に与えている方々の口コミ・評判を113件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

ヤラーキャットフードの悪い口コミ・評判

ヤラーキャットフードの悪い口コミ・評判は「試してみたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」といった内容のレビューがあり、特に食いつきの悪さを指摘するレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、猫は好き嫌いが激しい動物ということだけでなく、ヤラーには嗜好性を高めるための人工添加物が使われていないことが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(8件)
  • 我が家の猫には合わなかった(5件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2020年10月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査し、2023年5月にツイッターとインスタグラムで追加調査を行いました。

食いつきは今ひとつ

ヤラーキャットフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

食いつきがいいという評判に比べれば遥かに件数は少ないですが、どんな猫でも絶対に気に入るフードはまず存在しないというのも事実です。

ヤラーのキャットフードは風味も少ないので、食にこだわりがあるグルメな愛猫を飼っている場合はいきなり2.4kgサイズを購入するのは避けて、800gサイズからお試ししてみた方が無難かもしれません。

我が家の猫には合わなかった

次に多かった悪い口コミ・評判は我が家の猫には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」というレビューです。

軟便・下痢の理由として考えられるのは、餌の急な切り替え食物アレルギーです。

まず、餌の急な切り替えは消化の負担になってしまうので、ヤラーに慣れるまで一時的に便が緩くなる可能性があります。

 

次の食物アレルギーに関してですが、ドライフードの”フィッシュ”と”チキン”には猫の食物アレルギーの原因になりやすい小麦・トウモロコシが含まれているため、それらが原因で消化不良を起こしている可能性が考えられます。

ただ、ヤラーからは2種類のグレインフリーフードも販売されているので、小麦グルテンや穀物全般にアレルギーのある猫にも対応することができますよ。

 

そのほかにも、「吐く回数が増えた」というレビューが見つかりました。

吐く回数が増えるのも、便が緩くなる理由と同じです。

餌の切り替えが急すぎると消化不良の原因を特定しづらくなってしまうので、1週間から10日はかけてゆっくりと餌を切り替えることをおすすめします。

 

それと、中には特定の肉類やイモ類・豆類にアレルギーのある猫もいます。

もしグレインフリーの商品に切り替えても下痢や嘔吐が気になる場合には、今度は肉原材料の種類が限定されたフードを・・・といったように、地道にアレルギーの原因を特定していくことになります。

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ヤラーキャットフードの総合評価

ヤラーキャットフードの良い口コミ・評判

ヤラーキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ヤラーは原材料そのものの香りを活かしてしっかりと嗜好性が高められていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(52件)
  • 原材料に安心感がある(27件)
  • 我が家の猫には合っている(21件)

という結果になっています。

食いつきがいい

今回調査した口コミ・評判で一番多かったのは、食いつきのよさを評価するレビューでした。

食いつきが悪いというレビューが8件、食いつきがいいというレビューが52件という比率を踏まえると、ヤラーの嗜好性は一般的なキャットフードよりもワンランク上と捉えて良さそうです。

また、ヤラーはドライフードだけでなくウェットフードを販売しているのも強みと言えます。

原材料に安心感がある

次に多かった口コミ・評判は、「ヤラーは原材料に安心感がある」というレビューです。

一部のキャットフードには人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、ヤラーにはそれらの人工添加物が一切使われていません。

人工の酸化防止剤は天然由来のものより効果が強力というメリットもありますが、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫の立場になって考えれば着色料を使ってまで色味をつける意味はないです。

余計な人工添加物が一切使われていないヤラーは、人間目線ではなく猫目線で作られたキャットフードと捉えることができますね。

我が家の猫には合っている

今回調査した口コミ・評判の中には、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューもありました。

この理由として考えられるのは、ヤラーのドライフードには肉原材料が主原料として使われており、どのラインナップも適度にタンパク質が含まれていることです。

対照的に、安さをウリにしたほとんどのドライフードには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手です。

 

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がります。

また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、体質によっては穀物全般が合わないこともありますが、ヤラーはグレインフリーのドライフードも取り揃えているため、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛猫にも対応できます。

ヤラーキャットフードの口コミ・評判まとめ

ヤラーキャットフードの悪い口コミ・評判は「試してみたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」といった内容のレビューがあり、特に食いつきの悪さを指摘するレビューが多い傾向にありました。

その一方で、ヤラーキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ヤラーは原材料そのものの香りを活かしてしっかりと嗜好性が高められていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 食いつきがいい
  • 原材料に安心感がある
  • 我が家の猫には合っている

ヤラーキャットフードの種類

ヤラーキャットフードはドライフードが4種類、ウェットフードが7種類というラインナップになっています。

ドライフード

対象 商品名 タンパク質 脂質 水分 エネルギー
(100gあたり)
全年齢 グレインフリー 31.5% 14.5% 8.0% 362kcal
成猫 フィッシュ 30.0% 13.6% 8.0% 302kcal
チキン 30.0% 14.0% 8.0% 366kcal
ステアライズド 32.3% 10.6% 8.0% 347kcal

ドライフードは「グレインフリー」、「フィッシュ」、「チキン」、「ステアライズド」の4種類です。

全体的にタンパク質・脂質・カロリーが控えめな傾向があり、「ステアライズド」は食欲旺盛な成猫に配慮して脂質とカロリーがより控えめになっています。

また、「ステアライズド」と「グレインフリー」には消化不良の原因になりやすい穀物が一切使われていません。

ちなみに、子猫にも与えることができるのは全年齢対応フードの「グレインフリー」だけで、そのほかのドライフードは成猫・シニア猫用フードとなっています。

ウェットフード

タイプ 商品名 タンパク質 脂質 水分 エネルギー
(100gあたり)
缶詰 チキン缶 9.0% 5.0% 81.0% 82kcal
フィッシュ缶 9% 5% 81% 82kcal
アルミトレー サーモンと海藻のキャットパテ 13.0% 9.5% 75.0% 127kcal
ハーブとビーフのキャットチャンク 10.0% 7.0% 78.0% 102kcal
ビーフとチコリーのキャットパテ 10.5% 6% 80.0% 92kcal
チキンと魚のキャットチャンク 10.0% 7.0% 78.0% 102kcal
チキンとターキーのキャットチャンク 10.0% 7.5% 78.0% 104kcal

ウェットフードは缶詰タイプが2種類、アルミトレータイプが7種類というラインナップで、缶詰タイプは1缶400gの大容量サイズ、アルミトレータイプは100gサイズになっています。

全てのラインナップが主食として与えることができる基準を満たしたウェットフードなので、ドライフードのトッピングだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできますよ。

ヤラー(猫用)のトライアル商品について

ヤラーの公式通販サイトでは、ドライフードとウェットフードが数種類入ったトライアルセットを税込1,000円で販売しています。

トライアルセットの注文は一人一回限りとなっていますが、送料無料で注文できるのは良心的と言えます。

なお、公式通販サイトを確認してみた限りではセット内容についての詳しい説明はありませんでしたが、子猫・成猫のどちらかを選べるようになっていました。

▼トライアルセットの詳細ページはこちら
トライアルセット|ヤラー(YARRAH)日本公式通販【Lecop】

ヤラーキャットフードの原材料の評価

原材料一覧
乾燥鶏肉*、タピオカ*、グリンピース*、イエローピース*、鶏脂*、大豆*、ルーピン*、じゃがいもたんぱく質*、ひまわりの種皮*、乾燥MSCニシン、イースト、ミネラル(塩、石灰、塩化コリン、タウリン、ビタミンE、硫酸鉄、ビタミンB12、酸化亜鉛、ビタミンB3、酸化マンガン、ビオチン、ビタミンB2、パントテン酸、セレン酸ナトリウム、硫酸銅、ビタミン(A、K3、B1、D3)、ヨウ化カルシウム、葉酸) *=オーガニック認証
※アレルギーの原因になりやすい原材料は赤色で記載

ここからは、ヤラーキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表は「グレインフリー」の原材料一覧です)

人工の酸化防止剤・香料・着色料は不使用

ヤラーの特徴の一つとして挙げられるのは、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことでしょう。

そして、ヤラーには人間でも食べられる高品質な原材料が使われていることも見逃せません。

それに対して、安さ重視のキャットフードには必ずしも使う必要のない添加物が使われていたり、人間の食肉として出回らない副産物という原材料が使われている可能性もあります。

【愛猫に安全性に配慮された高品質なフードを与えたい】と考えているなら、ヤラーは間違いなく有力候補の一つになるでしょう。

グレインフリーのドライフードもあり

ヤラーは4種類のドライフードを取り揃えており、そのうちの2種類は穀物不使用のグレインフリーのレシピを採用しています。

そのため、食の好みに合わせて風味を選ぶことができるだけでなく、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも対応しやすくなっています。

グレインフリーフードの原材料を見て気になったのは肉原材料の割合が掲載されていないことで、後述する成分表に炭水化物が35.3%と掲載されていることを踏まえると、肉原材料の割合はそこまで多くはないと予想できます。

ヤラーキャットフードの成分の評価

成分表
粗タンパク質 31.5%
粗脂肪 14.5%
粗灰分 6.4%
粗繊維 4.3%
水分 8.0%
炭水化物 35.3%
カルシウム 1.20%
リン 0.90%
マグネシウム 0.10%
ナトリウム 0.20%
タウリン 2,600mg/kg
カロリー
(100gあたり)
362kcal

原材料の次は、ヤラーキャットフードの成分を評価していきます。
(※表は「グレインフリー」の成分表です)

室内飼いの猫向きの成分バランス

ヤラーの「グレインフリー」の脂質は14.5%、100gあたりのカロリーは362kcalとなっています。

そのほかのドライフードも脂質とカロリーが控えめで、運動量が控えめな完全室内飼いの猫にはぴったりです。

その逆に、運動量が多くて活発な猫や食が細くてたくさんの量が食べられない猫用フードとしては向いていません。

また、「グレインフリー」は全猫種・全年齢対応フードとなっているものの、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫には高タンパクかつ高カロリーなフードを与えるべきなので、子猫用としてのおすすめ度も下がります。

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ヤラーキャットフードの総合評価

最安値は?公式・楽天・アマゾンで価格を調査

内容量 公式・ルシアン 楽天 Amazon
800g 3,520円 3,080円
2.4kg 9,350円 8,040円

ヤラーの正規輸入代理店のイシイが運営している公式オンラインショップ”Lecop“と提携ショップのルシアン、楽天市場とアマゾンでドライフードの”グレインフリー”の販売価格を調査してみたところ、800gサイズも2.4kgサイズも楽天が最安値という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年5月に調査しており、Amazonではグレインフリー以外の一部のラインナップは販売されていました)

ヤラーは取扱店が少ないプレミアムフードなので、ヤラーを買うなら販売状況を確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。

ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、送料無料となる販売店もありますからね。

ヤラーキャットフードの総合評価

項目 詳細
原材料 4.0
成分 3.0
安全性 5.0
食いつき 5.0
コスパ 2.0
総合評価 Bランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
3,080円/800g
8,040円/2.4kg
※ドライフード「グレインフリー」
※2023年5月に公式サイト・楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 オランダ
販売会社 株式会社イシイ

当サイトのヤラーキャットフードの総合評価はBランクです。

全体的に脂質とカロリーが控えめなことに加えて炭水化物がやや多めなのが気になるヤラーですが、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われておらず、穀物不使用のグレインフリーフードも販売していることは評価できます。

また、食いつきのよさを評価する口コミも多かったので、【食にこだわりがある愛猫に安全性に配慮されたオーガニックフードを与えたい】と考えているなら、一度お試ししてみる価値はあるでしょう。