シシアキャットフードの評判は?愛猫家の口コミを踏まえて徹底評価!

猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないだけでなく、厳選した高品質な原材料が使われているイタリア産のキャットフード「Schesir(シシア)」。

そんなシシアを実際に購入した方々の口コミ・評判を68件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理してみました!

また、ドライフードの原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

シシアキャットフードの悪い口コミ・評判

シシアキャットフードの悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「市販の国産フードと比べると高い」といった内容のレビューがあり、特に食いつきの悪さを指摘するレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、猫は好き嫌いが激しい動物ということだけでなく、シシアには食いつきをよくするための人工添加物が使われていないことが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(10件)
  • 価格が高い(3件)

という結果になっています。
(※口コミ・評判は2020年8月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査しました)

食いつきは今ひとつ

今回調査した68件の口コミ・評判のうち、食いつきの悪さを指摘するレビューが10件ありました。

食いつきがいいというレビューに比べれば少ないですが、どんな猫でも絶対に食いつきのいいフードはまずありえないというのも事実です。

ただ、シシアはドライフードにせよウェットフードにせよ何種類もの風味を取り揃えているのは強みと言えます。

価格が高い

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「シシアは価格が高い」というレビューでした。

シシアは不要な人工添加物を使用していないだけでなく、厳選された高品質な原材料を使用しているだけあって、市販の激安品と比べるとかなり価格は高いです。

いくら品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、現実的に継続できる価格かどうかということまで考えて購入することをおすすめします。

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シシアキャットフードの総合評価

シシアキャットフードの良い口コミ・評判

シシアキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「品質と価格のバランスが取れている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、シシアからは猫の食の好みに合わせやすいようにたくさんの種類のキャットフードが販売されていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(42件)
  • 原材料に安心感がある(8件)
  • 成分バランスがいい(3件)
  • お手頃な値段(2件)

という結果になっています。

食いつきがいい

シシアの口コミ・評判で一番多かったのが、「食いつきがいい」というレビューです。

食いつきの悪さを指摘するレビューとの割合を踏まえると、シシアの嗜好性は平均レベルよりもワンランク上と捉えて良さそうですね。

特にウェットフードの食いつきのよさを評価している方が多く、主食として与えているドライフードにトッピングして与えている・・・というレビューも目立ちました。

原材料に安心感がある

次に多かった良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」といった内容のレビューです。

一部のキャットフードには人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、シシアは安全性に配慮してそれらの人工添加物を使っていません。

もちろん、それらの人工添加物が使われているフードは定められた基準を超えないように使っているものの、人工の酸化防止剤は天然由来のもので代用することができます。

 

また、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫の立場になって考えれば着色料を使ってまで色味をつける意味はありません。

そして、人工の酸化防止剤と着色料は必ずしも使う必要のない添加物ということもあり、安全性最優先でフードを選びたいと考えている愛猫家からは敬遠されがちな傾向があります。

それに対して、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないシシアは、人間目線ではなく猫目線で作られたキャットフードと捉えることができますね。

成分バランスがいい

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「シシアは成分バランスがいい」といった内容のレビューでした。

シシアはマグネシウム含有量に合わせてリンとカルシウムの含有量がしっかりと調整されていますし、毛並み・毛艶に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスもいいです。

その影響もあるのか、「シシアに切り替えてから毛並みが良くなった気がする」というレビューも確認できました。

お手頃な値段

「価格が高い」というレビューとは対照的に、「お手頃な値段」というレビューもありました。

シシアのドライフードの100gあたりの値段は約160円と安くはないですが、グレインフリー(穀物不使用)フードはシシアの2倍以上の価格で販売されているものが多く、品質と価格のバランスを考慮してシシアを購入している方も少なくありません。
(※調査時点の成猫用ドライフード「リッチイン チキン」の1.6kgサイズの最安値を参考にしています)

穀物全般にアレルギーがなければグレインフリーは必須ではないので、お腹が弱い愛猫のためにフードの切り替えを検討している場合にはグレインフリーフードを試す前に、まずはシシアで様子を見てみるのもいいでしょう。

シシアキャットフードの口コミ・評判まとめ

シシアキャットフードの悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「市販の国産フードと比べると高い」といった内容のレビューがあり、特に食いつきの悪さを指摘するレビューが多い傾向にありました。

その一方で、シシアキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「品質と価格のバランスが取れている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、シシアからは猫の食の好みに合わせやすいようにたくさんの種類のキャットフードが販売されていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 価格が高い
  • 食いつきがいい
  • 原材料に安心感がある
  • 成分バランスがいい
  • お手頃な値段

シシアキャットフードの種類

シシアキャットフードにはドライフードとウェットフードがあり、特にウェットフードのラインナップが多くなっています。

ドライフード

商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
エネルギー
(100gあたり)
キトン リッチイン チキン 34.0% 19.0% 406kcal
アダルト リッチイン チキン 33.5% 17.0% 380kcal
アダルト リッチイン フィッシュ 33.0% 17.0% 393kcal
アダルト リッチイン ラム 33.0% 17.0% 393kcal
アダルト ハム 33.5% 17.0% 394kcal
ヘアボール リッチイン チキン 33.0% 20.0% 391kcal
ステアライズド&ライト リッチイン チキン 35.0% 10.5% 350kcal
ステアライズド&ライト ハム 35.0% 10.5% 350kcal
シニア リッチイン チキン 27.0% 17.0% 373kcal

ドライフードは子猫用とシニア猫用が1種類ずつ、成猫用が7種類というラインナップです。

全体的には適度にタンパク質と脂質を含みつつ高カロリーな傾向があり、どちらかと言えば運動量が多い活発な猫や食が細くてたくさんの量が食べられない猫向きのフードと言えるでしょう。

ただ、「ステアライズド&ライト(リッチインチキン/ライト)」に関しては脂質とカロリーが控えめに調整されているので、運動量が少ない成猫や食欲旺盛で給餌量の調整が難しい成猫にも対応できますよ。

ウェットフード(缶詰)

タイプ(シリーズ) 商品名
ゼリー キトン ツナ&アロエ
ツナ
ツナ&アロエ
ツナ&キヌア
ツナ&エビ
ツナ&ハム
ツナ&ビーフフィレ
チキンフィレ
チキンフィレ&ハム
シニア チキンフィレ&アロエ
シニア ツナ&アロエ
クッキングウォーター サーモン
ツナ&チキンフィレ&ライス
ツナ&ビーフフィレ&ライス
フルーツ ツナ&キウイ
ツナ&パパイヤ
ツナ&マンゴー
ツナ&パイナップル
チキンフィレ&アップル
チキンフィレ&パイナップル
マルチパック チキンフィレ
ツナ
ツナ&エビ
ツナ&パパイヤ
ツナ&ビーフフィレ
ナチュラルグレービー チキンフィレ&エビ
ツナ&サーモン
ツナ&シーブリーム
ツナ&ビルチャード

缶詰タイプのウェットフードには【ゼリー】、【クッキングウォーター】、【フルーツ】、【マルチパック】、【ナチュラルグレービー】という5つのタイプ(シリーズ)があります。

食の好みに合わせやすい豊富な風味と形状が魅力と言えますが、どのラインナップに関してもおかず用ウェットフードとなっていることには気をつけてください。

おかず用ウェットフードだけでは必要な栄養をバランスよく摂り入れることができないので、主食用ドライフードにトッピングして与えたりおやつやご褒美として与えるようにしましょう。

ウェットフード(パウチ)

タイプ(シリーズ) 商品名
スープ ツナ&イカ
ツナ&パパイヤ
ツナ&パンプキン
チキン&パンプキン
ピンクサーモン&キャロット
ナチュラル レッドサーモン&キャロット
チキン&ビーフ
チキン&ムレット
チキンフィレ&シーバス
チキンフィレ&ハム
ツナ
ツナ&エビ
ツナ&サーディン
ツナ&サーモン
ツナ&シーブリーム
ツナ&チキンフィレ&エビ
ツナ&ハム

パウチタイプのウェットフードは、【スープ】と【ナチュラル】の2タイプ(シリーズ)です。

缶詰タイプのウェットフードと同じように、パウチタイプのウェットフードもおかず用ウェットフードとなっているので、愛猫が欲しがるからといってウェットフードばかりを与えないようにしてくださいね。

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シシアキャットフードの総合評価

シシアキャットフードの原材料の評価

原材料一覧
乾燥チキン 28%、米、大麦、精製動物性油脂、ポテト蛋白、コーングルテン、乾燥ビートパルプ、 ビール酵母 1%、亜麻仁、エンドウ豆粉、ヒマワリオイル、フラクトオリゴ糖(FOS)1%、 チコリパルプ 1%、ピロリン酸ナトリウム、塩化カリウム、ユッカシジゲラ 0.1%、 乾燥芳香植物 0.03%(ブドウ、シトラス、クローブ、ウコン、ローズマリー)
※食物アレルギーの原因になりやすい原材料、品質が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、シシアキャットフードの原材料の安全性を評価していきます!
(※表は成猫用ドライフードの「チキン」の原材料一覧です)

肉原材料が主原料として使われたキャットフード

原材料の内容よりも価格の安さを重視したドライフードには肉食動物の猫が消化吸収するのが苦手な穀物が過剰に使われていますが、シシアの成猫用ドライフードのチキンには乾燥チキンが主原料に使われています。

米、大麦、コーングルテンといった穀物が含まれていることから穀物全般にアレルギーのある猫には対応できないものの、人間でも食べられる品質の原材料が使われていることは魅力的です。

もちろん、猫にとって必要のない人工添加物が使われているのも評価できる要素の一つです。

 

ただ、“動物性油脂”には具体的に何の動物の油が使われているのか分からないことと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことが気がかりな要素と言えます。

製造工程は私たちには分からないので、最終的にメーカーをどこまで信頼できるかという問題になってきます。

シシアキャットフードの成分の評価

成分表
粗タンパク質 33.5%
粗脂質 17.0%
粗繊維 2.2%
粗灰分 5.9%
水分 10.0%
カルシウム 0.9%
リン 0.8%
マグネシウム 0.08%
ナトリウム 0.5%
カリウム 0.6%
オメガ6脂肪酸 3.00%
オメガ3脂肪酸 0.60%
エネルギー
(100gあたり)
380kcal

原材料の次は、シシアキャットフードの成分を評価していきます。
(※表は成猫用ドライフードの「チキン」の成分値です)

猫の年齢に合わせて成分バランスを調整

シシアの成猫用ドライフードのチキンのタンパク質は33.5%、脂質は17.0%、100gあたりのカロリーは約380kcalとなっており、標準的な運動量の成猫にはぴったりな成分バランスと言えます。

また、マグネシウム含有量に合わせてカルシウムとリンの含有量がしっかりと調整されていることも見逃せません。

理想的なミネラルバランスは【1:0.8:0.08】と考えられているのに対して、成猫用チキンのミネラルバランスは【1:0.9:0.09】と、ほとんど理想的なバランス通りになっています。

それだけでなく、毛並み・毛艶に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスもしっかりと調整されていることも評価できます。
(※暫定的な情報ではありますが、2つの脂肪酸のバランスは【オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられています)

 

それと、愛猫のフードを選ぶにあたって塩分量を気にする方も少なくありませんが、成猫用チキンのナトリウム量は0.5%ということから塩分相当量は1.27gとなります。

一般的なドライフードの塩分相当量は100gあたり約0.8~1.3gくらいですし、シシアの塩分量に関してそこまで神経質にならなくても問題ないでしょう。

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シシアキャットフードの総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
85g×1缶 286円 284円
85g×14缶 2,787円 3,812円

シシアの販売状況を調査してみたところ、シシアは公式サイトそのものが作成されていませんでした。
(※販売状況と販売価格は2022年9月に確認しました)

そして、楽天とAmazonでウェットフードの「ゼリータイプ・ツナ」の販売価格を調査した結果、バラ売りの最安値はほとんど同じで、14缶セットの最安値は楽天という結果になりました!

 

シシアを店頭で販売しているペットショップやホームセンターは少ないので、シシアを買うなら販売状況も一緒に確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。

ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、送料無料となる販売店もありますからね。

なお、以前に楽天とAmazonでシシアの販売状況を調査した時にはドライフードも販売されていましたが、今回調査した時にはドライフードは販売されていませんでした。

シシアキャットフードの総合評価

項目 詳細
原材料 3.0
成分 5.0
安全性 4.0
食いつき 4.0
コスパ 3.0
総合評価 Bランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
284円/85g×1缶
2,787円/85g×14缶
※ウェットフード(缶詰) ゼリータイプ・ツナ
※2022年9月にAmazon・楽天で確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 ドライフード:イタリア
ウェットフード:タイ

当サイトのシシアキャットフードの総合評価はBランクです。

グルテンフリー・グレインフリーフードではありませんが、厳選された高品質な原材料が使われていることと、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことは評価できます。

また、食いつきのよさを評価する口コミも多かったですし、穀物が使われている代わりに【肉原材料を贅沢に使ったグレインフリーフードよりも価格が安い】という強みもあります。

たとえ品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。