ロイヤルカナン(猫用)インドアキャットの画像

「猫を飼っているなら知らない人はいない」、と言ってもいいくらいメジャーなキャットフードのロイヤルカナン。

今回はロイヤルカナン(猫用)の口コミ・評判を122件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けてみました。

また、原材料と成分表をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

ロイヤルカナン(猫用)の悪い口コミ・評判

ロイヤルカナン(猫用)の悪い口コミ・評判は「我が家の猫には合わなかった」、「期待していたけど全然食べない」、「市販の国産フードと比べると高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ロイヤルカナンには穀物の中でアレルギーの原因になりやすい小麦とトウモロコシが使われていることや、猫は食の好みが激しい動物ということが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 我が家の猫には合わなかった(4件)
  • 食いつきは今ひとつ(4件)
  • 粒の形が食べづらそう(3件)
  • 値段が高い(2件)
  • 原産国の変更が気になる(2件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2020年5月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査し、2023年6月にツイッターで追加調査を行いました。

我が家の猫には合わなかった

悪い口コミ・評判で一番多かったのは「我が家の猫には合わなかった」という内容のレビューです。

具体的には、「吐く回数が増えた」というレビューや、「軟便・下痢気味になった」といったレビューを確認できました。

吐き戻しや軟便の理由として考えられるのは、餌の急な切り替えか食物アレルギーです。

急な餌の切り替えは消化の負担になってしまうので、ロイヤルカナンに慣れるまで一時的に吐き戻しが増えたり軟便気味になる可能性はあります。

 

また、ロイヤルカナンのキャットフードには小麦とトウモロコシが使われていますが、穀物の中でも小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向があり、体質によっては消化不良に繋がります。

そのため、食に敏感な愛猫にロイヤルカナンを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも注目して購入を検討するといいでしょう。

食いつきは今ひとつ

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「食べない・食べなくなった」といった食いつきの悪さを指摘するレビューです。

こればかりは実際に食べさせてみないことには何とも言えませんが、「食いつきがいい」というレビュー件数が遥かに多いことを踏まえると、食に強いこだわりがある愛猫でなければ受け入れてくれる可能性は高いと思います。

もし心配なら餌の切り替えに最低でも10日はかけるようにして、1日1割ずつロイヤルカナンの割合を増やしていくことをおすすめします。

粒の形が食べづらそう

今回調査した口コミ・評判の中には、「粒の形が食べづらそう」というレビューもありました。

ロイヤルカナンは商品によって粒の形状が違うので、小柄な猫に対して大粒の商品を選んでしまった場合は食べづらいかもしれません。

ただ、子猫用・成猫用・シニア猫用といった年齢別の商品だけでなく、メインクーン用やラグドール用といった猫種別の商品も販売されており、他のメーカーに比べて選択肢の幅は広いのは強みと言えます。

値段が高い

SNSや通販サイトで口コミ・評判を調査していると、「ロイヤルカナンは値段が高い」というレビューも確認できました。

これはロイヤルカナンに限らず、プレミアムフード全般でよく見かける悪い口コミ・評判ですね。

ロイヤルカナンの半分以上のドライフードには、肉食動物の猫にとって大切な栄養素の動物性タンパク源である肉類が主原料として使われており、比較的動物性原材料の割合が多いと推測できます。

 

このことを踏まえると、肉類よりもコストがかからない穀物を主原料に使っているフードに比べて、値段が高くなってしまうのは仕方がないことだと思います。

高品質なフードを食べさせたいからといって継続できなければ意味がないので、プレミアムフードを購入する時には現実的に継続できる価格かどうかまで考えておくことをおすすめします。

原産国の変更が気になる

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「原産国の変更が気になる」というレビューでした。

日本で販売されているロイヤルカナンのペットフードが全てフランスの工場で製造されているわけではなく、徐々に韓国の工場での製造に移行してきています。

韓国の工場はフランスの工場と同じ品質基準を満たしており、最新の原材料クリーニング設備やパッキングシステムも導入されているものの、原材料の品質や安全性を不安視している方々は少なくありません。

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ロイヤルカナンキャットフードの総合評価

ロイヤルカナン(猫用)の良い口コミ・評判

ロイヤルカナン(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ロイヤルカナンは原材料の香りを活かしてしっかりと嗜好性が高められていることや、年齢や飼育環境に合わせて成分バランスを調整した様々なキャットフードを販売していることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(74件)
  • 我が家の猫には合っている(16件)
  • 信頼できる販売会社(9件)
  • 成分バランスがいい(3件)
  • 粒の形が食べやすそう(2件)
  • 原材料に安心感がある(2件)
  • お手頃な値段(1件)

という結果になっています。

食いつきがいい

今回調査した全122件の口コミ・評判のうち、「食いつきがいい」というレビューが実に6割以上を占めていました。

ロイヤルカナンのキャットフードは風味の種類は限られていますが、これだけ食いつきのよさを評価するレビューが多いのは多くの猫に受け入れられやすい風味に仕上がっている裏付けになりますね。

また、ロイヤルカナンは”おいしさ満足保証”という初回購入1回限りの返金制度を導入しており、万が一愛猫が食べなかった場合に金銭的な損失を抑えることができることも強みです。

我が家の猫には合っている

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューです。

この理由として考えられるのは、ロイヤルカナンは比較的動物性原材料の割合が多いキャットフードということです。

対照的に、安さをウリにしているドライフードのほとんどには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手です。

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、吐き戻しや下痢といった消化不良の原因になりえます。

 

それに対して、ロイヤルカナン(猫用)のドライフードには穀物が主原料として使われているものもありますが、消化しやすいように余分な食物繊維や脂肪分が取り除かれています。

また、人工の着色料がアレルギーの原因になることがありますが、ロイヤルカナンには着色料が使われていないことも評価できます。

信頼できる販売会社

次に多かった良い口コミ・評判は、「信頼できる販売会社のキャットフード」というレビューです。

やはり多くのペットショップやホームセンターで取り扱っているメジャーなキャットフードということもあり、ブリーダーや友達に勧められたのをキッカケにロイヤルカナンを愛猫に与えている方々が目立ちました。

また、流通量が多いロイヤルカナンのキャットフードは、うっかり餌を切らしてしまってもすぐ買い足しできるのもメリットと言えます。

成分バランスがいい

良い口コミ・評判の中には、「ロイヤルカナンのキャットフードは成分バランスがいい」というレビューもありました。

ロイヤルカナンのキャットフードの大きな特徴として、猫の年齢や飼育環境に合わせた何種類もの商品を販売していることが挙げられます。

中には名前が違うだけで成分バランスに大差がない商品を販売しているメーカーもありますが、ロイヤルカナンは種類ごとに成分バランスがかなり違います。

そのため、食の好みだけでなく、愛猫の運動量や食事量にも配慮してフードを選ぶことができるのが強みです。

粒の形が食べやすそう

「粒の形が食べづらそう」というレビューとは対照的に、「粒の形が食べやすそう」というレビューも見つかりました。

結局は愛猫の好みや飼い主の判断によって意見が分かれる要素なので、粒の大きさに関する口コミはあまり当てにならないと思っておいた方がよさそうです。

原材料に安心感がある

今回調査した口コミ・評判の中には、「ロイヤルカナンは原材料に安心感がある」というレビューもありました。

先ほどの項目でも触れましたが、ロイヤルカナンには着色料が使われていないことが安心できる要素と言えるでしょう。

それに対して、一部のキャットフードは人工の着色料を使って色味がつけられています。

もちろん、定められた基準を超えないように使われているものの、猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないため、猫目線で考えればドライフードの粒に色味をつける意味はありません。

 

それなのに着色料を使って色味をつけているのは、猫ではなく飼い主である私たち人間の興味を惹くためです。

こういった理由もあり、安全性最優先でフードを選びたいと考えている愛猫家からは、着色料が使われているフードは敬遠されがちな傾向があります。

お手頃な値段

そのほかには、「ロイヤルカナンはお手頃な値段で販売されている」というレビューも見つかりました。

ロイヤルカナン(猫用)のドライフードには小麦とトウモロコシが使われていることに加えて、穀物が主原料として使われているものもありますが、動物性原材料が贅沢に使われているグレインフリー(穀物不使用)フードと比べると値段は安いです。

ただ、販売店によってかなりの価格差がありますし、それほど価格差がないグルテンフリーフードやグレインフリーフードもあります。

ロイヤルカナン(猫用)の口コミ・評判まとめ

ロイヤルカナン(猫用)の悪い口コミ・評判は「我が家の猫には合わなかった」、「期待していたけど全然食べない」、「市販の国産フードと比べると高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、ロイヤルカナン(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ロイヤルカナンは原材料の香りを活かしてしっかりと嗜好性が高められていることや、年齢や飼育環境に合わせて成分バランスを調整した様々なキャットフードを販売していることが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 食いつきが悪い
  • 粒の形が食べづらそう
  • 値段が高い
  • 原産国の変更が気になる
  • 食いつきは今ひとつ
  • 我が家の猫には合っている
  • 信頼できる販売会社
  • 成分バランスがいい
  • 粒の形が食べやすそう
  • 原材料に安心感がある
  • お手頃な値段

ロイヤルカナンキャットフードの種類

ロイヤルカナンはドライタイプのキャットフードだけでなく、ウェットタイプのキャットフードも豊富に取り揃えています。

ドライフード

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
アメリカンショートヘアー(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 29.0% 14.0% 6.5% 383kcal
ブリティッシュショートヘアー(子猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 35.0% 18.0% 6.5% 419kcal
ブリティッシュショートヘアー(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 32.0% 17.0% 6.5% 401kcal
ラグドール(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 30.0% 16.0% 6.5% 399kcal
ノルウェージャンフォレストキャット(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 28.0% 14.0% 6.5% 382kcal
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン(子猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 30.0% 20.0% 6.5% 422kcal
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 28.0% 20.0% 6.5% 414kcal
メインクーン(子猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 34.0% 21.0% 6.5% 426kcal
メインクーン(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 29.0% 18.0% 6.5% 403kcal
シャム(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 35.0% 14.0% 6.5% 404kcal
ベンガル(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 38.0% 16.0% 6.5% 404kcal
ヘアボールケア(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 32.0% 13.0% 6.5% 376kcal
ライト ウェイトケア(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 34.0% 8.0% 6.5% 335kcal
ヘアー&スキンケア(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 31.0% 20.0% 6.5% 415kcal
オーラルケア(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 28.0% 13.0% 6.5% 372kcal
ユリナリーケア(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 31.0% 11.0% 6.5% 376kcal
アロマ エクシジェント(成猫用) とうもろこし 31.0% 13.0% 6.5% 387kcal
セイバー エクシジェント(成猫用) コーン 31.0% 14.0% 6.5% 395kcal
プロテイン エクシジェント(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 39.0% 13.0% 6.5% 391kcal
センシブル(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 31.0% 20.0% 6.5% 428kcal
ステアライズド(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 35.0% 10.0% 6.5% 363kcal
ステアライズド 7+(中高齢猫用) コーン 34.0% 10.0% 6.5% 368kcal
エイジング ステアライズド 12+(高齢猫用) コーン 28.0% 13.0% 6.5% 388kcal
アペタイト コントロール(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 32.0% 10.0% 6.5% 341kcal
アペタイト コントロール ステアライズド7+(中高齢猫用) 植物性分離タンパク 32.0% 10.0% 6.5% 350kcal
インドア(成猫用) 小麦 25.0% 11.0% 6.5% 374kcal
インドア ロングヘアー(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥) 28.0% 13.0% 6.5% 382kcal
インドア 7+(中高齢猫用) コーン 25.0% 11.0% 6.5% 377kcal
ベビーキャット ミルク(子猫用) ミルクプロテイン 31.0% 37.0% 3.5% 532kcal
マザー&ベビーキャット(子猫用/母猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 32.0% 23.0% 6.5% 442kcal
キトン(子猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 34.0% 16.0% 6.5% 407kcal
フィット(成猫用) 肉類(鶏、七面鳥、ダック) 30.0% 13.0% 6.5% 384kcal
エイジング 12+(高齢猫用) 植物性分離タンパク 28.0% 17.0% 6.5% 408kcal

ロイヤルカナン(猫用)のドライフードのラインナップは表の通りです。

特定の猫種向けに成分バランスや粒の形状が調整されたフードもあれば、年齢や飼育環境に配慮して成分バランスや粒の形状が調整されたフードもあります。

ただ、一部のラインナップに肉類ではなく、穀物が主原料として使われていたり、タンパク質含有量に物足りなさを感じるものがあることは気になりました。

ウェットフード

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
ヘアボールケア(成猫用) 肉類(鶏、豚) 5.0% 0.7% 85.0% 72kcal
ライト ウェイトケア(成猫用) 豚肉 8.0% 0.9% 85.5% 73kcal
インテンス ビューティ(成猫用) 肉類(鶏、豚) 10.0% 1.7% 81.0% 94kcal
ユリナリーケア(成猫用) 肉類(豚、鶏) 7.2% 1.0% 85.0% 75kcal
ステアライズド(成猫用) 肉類(鶏、豚) 7.0% 0.6% 84.0% 73kcal
アペタイト コントロール(成猫用) 鶏肉 6.2% 0.2% 85.5% 74kcal
センサリー テイスト(成猫用) 肉類(豚、鶏) 9.5% 0.8% 82.5% 93kcal
センサリー スメル(成猫用) 肉類(鶏、豚) 9.4% 0.7% 82.6% 92kcal
センサリー フィール(成猫用) 肉類(豚、鶏) 8.5% 0.8% 82.6% 92kcal
インドア グレービー(成猫用) 鶏肉 7.7% 1.3% 83.8% 86kcal
インドア ゼリー(成猫用) 鶏肉 7.7% 1.3% 83.9% 85kcal
インドア ローフ(成猫用) 豚肉 8.7% 1.1% 83.8% 83kcal
インドア 7+ グレービー(中高齢猫用) 鶏肉 8.4% 0.8% 83.7% 86kcal
インドア 7+ ゼリー(中高齢猫用) 鶏肉 8.1% 1.8% 83.8% 86kcal
インドア 7+ ローフ(中高齢猫用) 鶏肉 8.8% 0.9% 84.0% 83kcal
マザー&ベビーキャット(子猫用/母猫用) 肉類 8.5% 3.5% 81.5% 96kcal
キトン グレービー(子猫用) 鶏肉 10.0% 2.0% 81.2% 103kcal
キトン ゼリー(子猫用) 鶏肉 10.0% 2.0% 82.8% 97kcal
キトン ローフ(子猫用) 鶏肉 10.0% 1.9% 81.4% 100kcal
インスティンクティブ グレービー(成猫用) 肉類(豚、鶏) 10.0% 0.8% 82.5% 85kcal
インスティンクティブ ゼリー(成猫用) 肉類(鶏、豚、七面鳥) 9.8% 2.5% 81.0% 91kcal
インスティンクティブ ローフ(成猫用) 肉類(鶏、豚) 10.0% 1.3% 83.0% 82kcal
インスティンクティブ 7+(中高齢猫用) 肉類(豚、鶏) 8.5% 0.5% 83.5% 78kcal
エイジング 12+(高齢猫用) 肉類(豚、鶏) 7.5% 2.0% 83.0% 87kcal

ロイヤルカナン(猫用)のウェットフードのラインナップは表の通りです。

ドライフードよりも水分量が多いウェットフードは、子猫やシニア猫にも食べやすいですし、普段あまり水を飲まない愛猫に水分補給を兼ねて与えられることも強みです。

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ロイヤルカナンキャットフードの総合評価

ロイヤルカナン(猫用)の原材料の評価

原材料一覧
小麦、米、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、肉類(鶏、七面鳥、ダック)、コーン、動物性油脂、小麦粉、植物性繊維、加水分解タンパク(鶏、七面鳥、魚)、ビートパルプ、大豆油、酵母および酵母エキス、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸〔EPA+DHA〕源)、フラクトオリゴ糖、サイリウム、アミノ酸類(L-リジン、タウリン、DL-メチオニン、L-カルニチン)、ゼオライト、ミネラル類(Ca、Cl、K、Na、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、ビオチン、B2、パントテン酸カルシウム、A、B1、B6、B12、葉酸、D3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)
※アレルギーの原因になりやすい原材料、内容が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、ロイヤルカナン(猫用)の原材料を評価していきます!
(※表はドライフードの「インドア」の原材料一覧です)

多くのドライフードが肉類を主原料として使用

ロイヤルカナンの多くのドライフードには、肉類が主原料として使われていることは評価できます。

グルテンフリー、グレインフリーのレシピを採用したドライフードがないことから、小麦や穀物全般にアレルギーのある愛猫には対応できないものの、穀物が過剰に使われているフードよりワンランク上の内容のフードと捉えることができますね。

なお、穀物が主原料として使われているのは「インドア」、「インドア7+」、「エイジング12+」、「アロマ エクシジェント」、「セイバー エクシジェント」、「ステアライズド 7+」、「エイジング ステアライズド 12+」、「アペタイト コントロール ステアライズド7+」です。

ただ、過去のリニューアル前のインドアには肉類が主原料として使われていましたし、今後のリニューアルで原材料の割合が変更される可能性は大いに考えられます。

内容が不明瞭な原材料あり

ロイヤルカナンの原材料一覧を見て気になったのは、動物性油脂には具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことと、加水分解タンパクの製造方法が分からないことです。

また、動物性油脂に使われている酸化防止剤が天然由来のものなのか、あるいは人工のものなのかが分からないことも気になりました。

ただ、以前はBHA・BHTといった人工の酸化防止剤が使われていたのに対して、現在製造されている商品の原材料一覧にそれらの人工の酸化防止剤の記載がないことは評価できます。

ロイヤルカナン(猫用)の成分の評価

成分表
たんぱく質 25.0%以上
脂質 11.0%以上
粗繊維 4.8%以下
灰分 8.4%以下
水分 6.5%以下
食物繊維 11.5%
カロリー
(100gあたり)
374kcal

原材料の次は、ロイヤルカナン(猫用)の成分を評価していきます。
(※表はドライフードの「インドア」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

ロイヤルカナン(猫用)のインドアのタンパク質は25.0%以上、脂質は11.0%以上、カロリーは100gあたり374kcalと、低タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲のドライフードになっています。

脂質とカロリーの数値だけを見れば、平均的な運動量の成猫向けと捉えることができますが、タンパク質含有量については控えめすぎる印象を受けました。

肉食動物の猫にとってタンパク質は大切な栄養素なので、当サイトでは成分バランスに特別なこだわりがない限りは、成猫には肉類が主原料かつ高タンパクなフードを選んであげることをおすすめしています。

カルシウム・リン・マグネシウムのバランス

公式サイトでインドアの成分表に目を通してみましたが、カルシウム・リン・マグネシウムの含有量は掲載されていませんでした。

そのため、3つのミネラルバランスは評価のしようがない・・・というのが正直なところなのですが、過去のリニューアル前の商品の各ミネラルバランスについては把握しているので、参考までに紹介しておきます。

リニューアル前のカルシウム含有量については1.1%、リン含有量は0.84%、マグネシウム含有量は0.08%となっており、3つのミネラルバランスは【カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.07】となります。

それに対して、理想的なバランスは【1:0.8:0.08】と考えられており、ロイヤルカナンのキャットフードはミネラルバランスにしっかりと配慮して作られている、と推測することができます。

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ロイヤルカナンキャットフードの総合評価

最安値は?公式・Amazon・楽天で価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
400g 1,108円 745円 1,336円
2kg 4,556円 2,965円 3,829円
4kg 8,096円 5,300円 6,800円
10kg 19,572円 12,248円 15,140円

公式通販サイトのマイロイヤルカナンと楽天市場、Amazonでドライフード「インドア」の販売状況を調査してみたところ、どのサイズも楽天が最安値という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)

ペットショップやホームセンターでもロイヤルカナンを取り扱っている店鋪は多いですが、通販サイトは定価より安く販売されていることも珍しくありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店もあるので、継続して購入する場合は通販サイトでまとめ買いするのがお手軽です。

ロイヤルカナンキャットフードの総合評価

項目 詳細
原材料 3.0
成分 4.0
安全性 4.0
食いつき 5.0
コスパ 4.0
総合評価 Bランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
745円/400g
2,965円/2kg
5,300円/4kg
12,248円/10kg
※ドライフード「インドア」
※2023年6月に公式サイト・楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 フランス
(種類により異なる)
販売会社 ロイヤルカナン ジャポン合同会社

当サイトのキャットフード「ロイヤルカナン」の総合評価はBランクです。

穀物の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある小麦とトウモロコシが使われていることや、一部のドライフードに穀物が主原料として使われていることは気になりますが、猫種や年齢、飼育環境に配慮して成分バランスを調整した豊富なラインナップは魅力的です。

また、肉類が贅沢に使われているグレインフリーフードと比べてお手頃な値段で販売されていることや、取扱店が多くていつでも気軽に購入できることも強みと言えます。

たとえ品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。