
最近は穀物不使用のグレインフリーフードに注目が集まっていますが、ネスレのピュリナワンも2種類のグレインフリーフードを取り揃えています!
この記事ではピュリナワン グレインフリーの口コミ・評判を108件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理しています。
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
ピュリナワン グレインフリーの悪い口コミ・評判
ピュリナワン グレインフリーの悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」といった内容のレビューがあり、特に食いつきが悪いというレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、猫は好き嫌いが激しい動物ということだけでなく、ピュリナワン グレインフリーには嗜好性をよくするための人工添加物が使われていないことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきは今ひとつ(16件)
- 我が家の猫には合わなかった(11件)
という結果になっています。
(※口コミ・評判は2020年3月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査しました)
食いつきは今ひとつ
今回調査した全108件の口コミ・評判のうち、「食べない・食べなくなった」といったような食いつきの悪さを指摘するレビューが16件ありました。
全体の比率としては少ないですが、人工の香料が使われていないフードを食べ慣れていない猫に与えようと考えている場合、餌の切り替えに苦労する可能性があると思っておいた方がいいかもしれません。
ただ、ピュリナワンのグレインフリーフードは猫の好みに合わせやすいように、チキンが主原料に使われたレシピと白身魚が主原料に使われたレシピの2種類を販売しているのは強みと言えます。
我が家の猫には合わなかった
次に多かった悪い口コミ・評判は「我が家の猫には合わなかった」という内容のレビューで、具体的には「軟便・下痢気味になった」、「吐く回数が増えた」というレビューが見つかりました。
下痢・嘔吐といった消化不良の原因としてまず考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。
ピュリナワンのグレインフリーフードには猫の食物アレルギーの原因になる穀物が使われていないものの、全ての食物アレルギーに対応しているわけではありません。
例えば、大豆も猫が食物アレルギーを起こしやすい原材料ですし、特定の肉原材料が原因になる場合もあるんです。
食物アレルギーに関しては食べさせてみないと分からないというのが正直なところなので、ピュリナワンのグレインフリーがダメなら大豆が使われてないグレインフリーフード、それでもダメなら肉原材料を変えてみる・・・といったように、地道に原因を特定していくしかありません。
また、急に餌を切り替えると消化の負担になってしまうため、新しい餌に慣れるまで一時的に下痢・嘔吐が増える可能性があります。
そのほかに、一気食いが原因で吐き戻してしまう可能性も考えられます。
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ピュリナワン グレインフリーの総合評価
ピュリナワン グレインフリーの良い口コミ・評判
ピュリナワン グレインフリーの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ピュリナワン グレインフリーは良質な原材料の香りで嗜好性が高められていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(41件)
- お手頃な価格(15件)
- 原材料に安心感がある(13件)
- 我が家の猫には合っている(11件)
という結果になっています。
食いつきがいい
今回調査した口コミ・評判の4割近くを占めていたのが、「食いつきがいい」というレビューです。
ピュリナワンには人工の香料は使われていませんが、それにもかかわらず食いつきのよさを評価する飼い主の声が多いのは、肉原材料そのものの香りで嗜好性が高められている証拠と言えるでしょう。
また、品質の劣化を最小限に抑えられるように、400gの小袋が4袋で1セット(=1.6kg)になっているのも評価できます。
お手頃な価格
次に多かった良い口コミ・評判は、「グレインフリーフードの中ではピュリナワンは価格が安くて買いやすい」・・・というレビューでした。
グレインフリーのドライフードは1.5kgで4,000~5,000円以上するものも珍しくありませんが、ピュリナワンのグレインフリーフードは1.6kgで2,000円前後とお手頃な価格で販売されています。
価格と品質のバランスを踏まえると、「コスパが良い」というレビューが目立つのも納得です。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「ピュリナワンのグレインフリーは原材料に安心感がある」というレビューです。
一部のキャットフードにはBHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤が使われています。
もちろん、定められた基準を超えないように使われているものの、酸化防止剤は天然由来のもので代用することができます。
そのため、安全性最優先でフードを選びたいと考えている愛猫家からは、人工の酸化防止剤が使われているフードは避けられがちな傾向があります。
それに対して、ピュリナワンには先ほど取り上げたような人工の酸化防止剤は使われていません。
また、穀物不使用のグレインフリーフードということが購入の決め手になっているようですね。
穀物全般にアレルギーのある猫は少なくありませんし、価格面を踏まえても食に敏感な猫を飼っている方にはお試ししやすいプレミアムフードと言えるでしょう。
我が家の猫には合っている
良い口コミ・評判の中には、「我が家の猫には合っている」という内容のレビューがありました。
この理由として考えられるのは、ピュリナワン グレインフリーは肉・魚が主原料かつ穀物不使用のレシピを採用していることです。
対照的に、安さをウリにしたフードの多くには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手です。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や嘔吐の原因になりえます。
また、穀物の中でも小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ピュリナワン グレインフリーなら穀物全般にアレルギーのある愛猫にも安心して与えられます。
ピュリナワン グレインフリーの口コミ・評判まとめ
ピュリナワン グレインフリーの悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」といった内容のレビューがあり、特に食いつきが悪いというレビューが多い傾向にありました。
その一方で、ピュリナワン グレインフリーの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ピュリナワン グレインフリーは良質な原材料の香りで嗜好性が高められていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことが関係していると考えられます。
- 食いつきは今ひとつ
- 我が家の猫には合わなかった
- 食いつきがいい
- お手頃な価格
- 原材料に安心感がある
- 我が家の猫には合っている
ピュリナワン グレインフリーの種類
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
グレインフリー(穀物不使用)1歳から全ての年齢に チキン | チキン | 35% | 14% | 413kcal |
グレインフリー(穀物不使用)1歳から全ての年齢に 白身魚 | 白身魚 | 35% | 14% | 365kcal |
ピュリナワン グレインフリーには、チキンが主原料として使われているレシピと白身魚が主原料として使われているレシピがあります。
そのほかの原材料の内容はほとんど変わらず、成分表を見る限りではカロリー以外の成分値も変わりません。
白身魚はチキンよりもカロリー控えめなので、食の好みだけでなく食事量や飼育環境に合わせて選ぶこともできますね。
ピュリナワン グレインフリーの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
チキン、チキンミール、えんどう豆でんぷん、キャッサバ粉、大豆たんぱく、牛脂、脱脂大豆、えんどう豆たんぱく、卵、キャノーラミール、たんぱく加水分解物、酵母、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、グリセリン、アミノ酸類(リジン、タウリン、シスチン、メチオニン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、ビオチン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール) ※食物アレルギーの原因になりやすい原材料、品質が不明瞭な原材料は赤色で記載 |
ここからは、ピュリナワン グレインフリーの原材料を評価していきます!
(※表はチキンの原材料一覧です)
穀物不使用のグレインフリーフード
ピュリナワン グレインフリーの大きな特徴と言えば、やはり穀物が一切使われていないドライフードということです。
このことから、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛猫にも与えることができます。
また、主原料には動物性タンパク源が使われており、ピュリナワン グレインフリーは肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたキャットフード・・・と捉えることができますね。
そして、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことも評価できます。
チキンミールは4Dミートではない
もしかすると”チキンミール”という原材料が記載されているのを見て、ほとんど栄養価のない粗悪原料である4Dミートを連想したかもしれません。
でも、ミールの品質は“人間向けの食肉加工工程の由来の原料のみをミールとして使用している”と公式サイトに明記されているので安心してください。
気がかりな原材料を挙げるとすれば、”たんぱく加水分解物”の製造方法が分からないことくらいです。
ピュリナワン グレインフリーの成分の評価
成分表 | チキン | 白身魚 |
---|---|---|
たんぱく質 | 35%以上 | 35%以上 |
脂質 | 14%以上 | 14%以上 |
粗繊維 | 2%以下 | 2%以下 |
灰分 | 9%以下 | 9%以下 |
水分 | 12%以下 | 12%以下 |
カルシウム | 1.0% | 1.0% |
リン | 0.9% | 0.9% |
マグネシウム | 0.12% | 0.12% |
タウリン | 0.15% | 0.15% |
リノール酸 | 1.4% | 1.4% |
ビタミンA | 10,000IU/kg | 10,000IU/kg |
ビタミンE | 100IU/kg | 100IU/kg |
DHA | 1.5% | 1.5% |
エネルギー (100gあたり) |
約413kcal | 約365kcal |
原材料の次は、ピュリナワン グレインフリーの成分を評価していきます。
マグネシウム・リン・カルシウムのバランス
ピュリナワンのグレインフリーフードのマグネシウム含有量は約0.12%と、一般的な成猫用ドライフードに比べるとやや多めです。
ただ、大切なのはカルシウムとリンも含めた3つのミネラルバランスで、マグネシウム含有量は多すぎても少なすぎてもいけません。
そこで3つのミネラルバランスの割合を計算してみたところ、【カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.9:0.12】という結果になりました。
3つのミネラルの理想的なバランスは【1:0.8:0.08】ということを踏まえても、カルシウムに対してマグネシウムが少し多めということが分かりますね。
成分表を見てそのほかに気になったのは、ピュリナワンのグレインフリーフードの繊維質は2%以下と控えめになっていることです。
決して少なすぎるというわけではありませんが、もし愛猫の毎日のスッキリに配慮したいという場合には、繊維質が3%は含まれているフードを選んであげるのがおすすめです。
なお、ピュリナワンのグレインフリー以外のドライフードの中には繊維質が豊富に含まれたフードや、ミネラルバランスが細かく調整されたフードもあります。
そのため、愛猫にこれといったアレルギーがないなら、成分バランスに注目してフードを選ぶといいでしょう。
▼ピュリナワンのドライフードについての解説はこちら
ピュリナワン(猫用)の口コミや評価はどう?評判を徹底検証!
チキンの成分の特徴
グレインフリー チキンの脂質は14%以上と控えめですが、タンパク質は35%以上、100gあたりのカロリーは約413kcalと高タンパク&高カロリーに仕上げられています。
こういった成分バランス上、運動量が多い活発な愛猫やたくさんの餌を食べられない食が細い愛猫におすすめです。
白身魚の成分の特徴
グレインフリー 白身魚はチキンよりもカロリー控えめなので、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫には白身魚を選んであげるといいでしょう。
カロリー以外の成分値は、成分表を見る限りではチキンと全く同じです。
また、主原料に白身魚が使われていることを除けば、原材料の内容もチキンと変わりません。
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ピュリナワン グレインフリーの総合評価
ピュリナワン グレインフリーの給餌量
体重 | チキン | 白身魚 |
---|---|---|
2~3kg | 30~45g | 30~50g |
3~4kg | 45~60g | 50~65g |
4~5kg | 60~70g | 65~80g |
5~6kg | 70~90g | 80~100g |
6~7kg | 90~100g | 100~115g |
ピュリナワン グレインフリーの成猫の1日あたりの給餌量の目安は表の通りです。
ただ、実際には飼育環境や体質によって給餌量に差が出るので、こまめに体重の増減をチェックして給餌量を調整することをおすすめします。
シニア猫の給餌量に関しては、成猫の給餌量から1~2割減らしたくらいの量を目安にしてみてください。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1.6kg | – | 1,898円 | 2,036円 |
ピュリナワンは大手企業のネスレが販売しているメジャーな商品というだけあり、ペットショップやホームセンターでも取扱店が多いですが、実店舗では定価で販売されていることが多いため、割引価格で購入できる通販サイトを利用するのがおすすめです。
実際にネスレの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでピュリナワンのグレインフリー「チキン」の販売価格を調査してみたところ、最安値は楽天という結果になりました!
なお、以前までは公式通販サイトで単品購入や定期便の申し込みができましたが、2022年8月をもって単品販売と定期便の新規申し込みは終了しています。
(※販売状況と販売価格は2023年4月に確認しました)
ピュリナワン グレインフリーの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.0 |
成分 | 4.0 |
安全性 | 4.0 |
食いつき | 4.0 |
コスパ | 5.0 |
総合評価 | Aランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,898円/1.6kg ※チキン ※2023年4月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成猫用 |
原産国 | アメリカ |
販売会社 | ネスレ日本株式会社 |
当サイトのピュリナワン グレインフリーの総合評価はAランクです。
大豆が使われていることやミネラルがややアンバランスなことが気になるところですが、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないグレインフリーフードというのは魅力的です。
また、「食いつきがいい」という口コミ・評判も目立ちますし、グレインフリーフードの中ではお手頃な値段で販売されていることも評価できます。
【愛猫には品質と価格のバランスが取れたフードを与えたい】と考えているなら、一度お試ししてみる価値はあるでしょう。