ピュアボウル(猫用)の口コミは?キャットフードの評判を徹底検証!

ペットライブラリー株式会社が製造・販売している国産キャットフードの「ピュアボウル」。

今回はピュアボウルを愛猫に食べさせている方々の口コミ・評判を38件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとにして総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

ピュアボウル(猫用)の悪い口コミ・評判

ピュアボウル(猫用)の悪い口コミ・評判は「ほかの市販の国産フードと比べると高い」、「我が家の猫には合わなかった」、「試してみたけどあまり食べない」といった内容のレビューを確認できました。

このような内容のレビューが見られた理由は、ピュアボウルは穀物が使われていないグレインフリーフードということや、猫は食の好みが激しい動物ということが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(4件)
  • 値段が高い(2件)
  • 我が家の猫には合わなかった(1件)
  • 成分バランスが気になる(1件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2021年3月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査し、2023年5月にツイッターとインスタグラムで追加調査を行いました。

食いつきは今ひとつ

悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきは今ひとつ」というレビューです。

ピュアボウルは原材料そのものの香りで風味を整えていますが、一般的には香料を使って風味が整えられたフードの方が食いつきがいい傾向にあります。

そのため、香料が使われているフードを食べ慣れている猫の場合、ピュアボウルの香りにはあまり魅力が感じられない可能性があります。

また、ピュアボウルは風味の種類が限定されており、愛猫の食の好みに合わせにくいこともデメリットです。

値段が高い

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「ピュアボウルは値段が高い」という内容のレビューでした。

ピュアボウルには人工の酸化防止剤や香料・着色料といった添加物が使われていないだけでなく、消化不良の原因になりやすい穀物も使われていないグレインフリーフードということもあり、安さをウリにしている激安フードと比べるとかなり高いです。

ただ、決して高すぎるというわけでもなく、ピュアボウルの100gあたりの値段は約140円と、グレインフリーフードの中ではお手頃な値段で販売されています。
(※ドライフード”グレインフリー 免疫力維持 1歳以上成猫用”の最安値を参考にしています)

我が家の猫には合わなかった

悪い口コミ・評判の中には、「我が家の猫には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」というレビューもありました。

軟便・下痢の理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。

まず、餌の急な切り替えは消化の負担になってしまうので、ピュアボウルに慣れるまで一時的に軟便・下痢気味になる可能性があります。

 

次の食物アレルギーに関してですが、ピュアボウルは消化不良の原因になりにくいグレインフリーのレシピを採用しているものの、猫によっては特定の肉原材料やイモ類・豆類がアレルギーの原因になることがあります。

アレルギーの原因は食べさせてみないことには判断しづらいので、グレインフリーフードがダメなら今度は肉原材料の種類が限定されたフードを・・・といったように、地道にアレルギーの原因を突き止めるしかありません。

成分バランスが気になる

SNSでピュアボウルの口コミ・評判を調査してみると、「成分バランスが気になる」というレビューも確認できました。

実際、ピュアボウルのパッケージや公式サイトには、カルシウム・リン・マグネシウムといったミネラル含有量が掲載されていません。

こういった理由もあり、3つのミネラルバランスにも配慮してフードを選びたいと考えている場合、お試し購入しづらいドライキャットフードと言えます。

▼総合評価をチェックする
キャットフード「ピュアボウル」の総合評価

ピュアボウル(猫用)の良い口コミ・評判

ピュアボウル(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ピュアボウルは原材料の香りを活かしてしっかりと嗜好性が高められていることや、穀物不使用のグレインフリーフードということが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(14件)
  • 我が家の猫には合っている(8件)
  • 原材料に安心感がある(5件)
  • 小粒で食べやすそう(4件)

という結果になっています。

食いつきがいい

ピュアボウルの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」というレビューでした。

ただ、悪い口コミ・評判を含めた全体のレビュー件数が少なめということもあり、食いつきに関わるレビューはあまり参考にならない・・・というのが率直な感想です。

とは言え、単純に食いつきの悪さを指摘するレビューと食いつきのよさを評価するレビューの割合を踏まえると、ピュアボウルの嗜好性は一般的なキャットフードよりもワンランク上と捉えることができますね。

我が家の猫には合っている

次に多かった良い口コミ・評判は、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューです。

この理由として考えられるのは、ピュアボウルは動物性原材料が主原料として使われているグレインフリーのドライフードということです。

その一方で、フードの販売価格が安くなるほど動物性原材料の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手です。

 

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。

また、穀物の中で小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、グレインフリーのレシピを採用しているピュアボウルなら、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも問題なく与えられます。

原材料に安心感がある

調査した口コミ・評判の中には、「原材料に安心感がある」という内容のレビューもありました。

まず、食に敏感でお腹が弱い愛猫を飼っている方にとっては、ピュアボウルはグレインフリーのレシピを採用していることが安心できる要素と言えるでしょう。

また、一部のキャットフードには人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、ピュアボウルにはそれらの人工添加物が使われていません。

余計なな人工添加物が使われていないだけでなく、穀物が一切使われていないピュアボウルは、【肉食動物の猫本来の食事に近いワンランク上のドライキャットフード】と捉えることができます。

小粒で食べやすそう

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「小粒で食べやすそう」というレビューです。

ピュアボウルは一般的なドライフードと比較すると小粒になっているので、小柄な猫や歳をとって顎の力が弱くなったシニア猫にも食べやすいと思います。

ただ、粒の形状は猫によって好みが分かれる要素ですし、粒の大きさに関するレビューはあまり当てにならないと思っておいた方が無難です。

ピュアボウル(猫用)の口コミ・評判まとめ

ピュアボウル(猫用)の悪い口コミ・評判は「ほかの市販の国産フードと比べると高い」、「我が家の猫には合わなかった」、「試してみたけどあまり食べない」といった内容のレビューを確認できました。

その一方で、ピュアボウル(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ピュアボウルは原材料の香りを活かしてしっかりと嗜好性が高められていることや、穀物不使用のグレインフリーフードということが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 値段が高い
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 成分バランスが気になる
  • 食いつきがいい
  • 我が家の猫には合っている
  • 原材料に安心感がある
  • 小粒で食べやすそう

ピュアボウルキャットフードの種類

商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
グレインフリー 免疫力維持 1歳以上成猫用 37% 11% 10% 330kcal
グレインフリー 免疫力維持 7歳以上成猫用 34% 16% 10% 375kcal
グレインフリー 免疫力維持 11歳以上成猫用 27% 15% 10% 360kcal

ピュアボウルのキャットフードのラインナップは3種類となっており、どれもグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。

1歳以上は高タンパク・低脂質・低カロリーに調整されている一方で、7歳以上は適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーは1歳以上より高く、11歳以上は7歳以上よりもタンパク質・脂質・カロリーが控えめに調整されています。

▼総合評価をチェックする
キャットフード「ピュアボウル」の総合評価

ピュアボウル(猫用)の原材料の評価

原材料一覧
鶏肉、ポークミール、甘藷粉末、馬鈴薯澱粉、ポテトプロテイン、チキンミール、エンドウ豆たん白、牛脂、鶏レバーエキス、セルロー ス、酵母エキス(大豆)、フィッシュミール、マルトデキストリン、ゼオライト、L-カルニチン、乳酸菌末(殺菌乳酸菌体、デキストリン)、コエ ンザイムQ10、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、塩酸L-リジン)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化カリウム、炭酸亜鉛、硫酸 銅、硫酸マンガン、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、C、B1、B2、B6、パントテン酸、A、葉酸、 K、ビオチン、B12、D3)、酸味料(クエン酸)、pH調整剤(塩化アンモニウム)、製造用剤(無水ケイ酸)
※品質が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、ピュアボウル(猫用)のドライフードの原材料を評価していきます。
(※表は「グレインフリー 免疫力維持 1歳以上成猫用」の原材料一覧です)

国産のグレインフリーフード

ピュアボウルの大きな特徴として挙げられるのは、国産のグレインフリーフードということです。

国産のドライキャットフードには穀物が主原料として使われているものも目立ちますが、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。

それなのになぜ穀物が主原料として使われているかというと、穀物は肉類よりも安く仕入れることができるからです。

それに対して、ピュアボウルには穀物が一切使われていないので、食に敏感でお腹が弱い猫にも対応しやすくなっています。

人工の酸化防止剤や香料・着色料は不使用

ピュアボウルには、人工の酸化防止剤や香料・着色料といった添加物が使われていないのも特徴です。

人工の酸化防止剤は天然由来のものより効果が強力というメリットもあるものの、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫の立場になって考えれば着色料を使ってまで色味をつける意味はありません。

それなのに着色料を使って色味をつけるのは、猫ではなく飼い主の興味を惹くためです。

それに対して、余計な添加物が使われていないピュアボウルは、人間目線ではなく猫目線で作られたドライキャットフードと捉えることができますね。

肉原材料の内容・割合について

ピュアボウルの原材料を見て気になったのは、“ミール”と書かれている肉原材料の品質が分からないことと、肉原材料の占める割合がどれくらいか分からないことです。

公式サイトには主原料として使われている鶏肉の品質については補足されているものの、そのほかの肉原材料の品質については特に説明されていません。

また、肉原材料の割合がどれくらいかも分わかず、肉原材料の割合まで明記されているグレインフリーフードと比較しづらいです。

ピュアボウル(猫用)の成分の評価

成分表
タンパク質 37%以上
脂質 11%以上
粗繊維 5.5%以下
灰分 8.5%以下
水分 10%以下
エネルギー
(100gあたり)
330kcal

原材料の次は、ピュアボウル(猫用)の成分を評価していきます。
(※表は「グレインフリー 免疫力維持 1歳以上成猫用」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

ピュアボウルのドライフードのタンパク質は27〜37%以上、脂質は11〜16%以上、100gあたりのカロリーは330〜375kcalと、ラインナップによって成分バランスが異なります。

1歳以上は高タンパクかつ脂質とカロリーが控えめで、室内飼いでそれほど運動量が多くない成猫用の主食にぴったりです。

その一方で、7歳以上は適度にタンパク質を含みつつも1歳以上より脂質とカロリーが高く、歳をとって食が細くなったシニア猫の主食として向いています。

そして、11歳以上はタンパク質がかなり控えめに調整されており、愛猫の年齢に合わせてフードを選ぶことができるのが強みです。

カルシウム・リン・マグネシウムの含有量

ピュアボウルの成分表を見て気になったのは、カルシウム・リン・マグネシウムの含有量が掲載されていないことです。

3つのミネラルの理想的なバランスは【カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.08】と考えられていますが、3つのミネラル含有量が分からないことには評価のしようがない・・・というのが率直な感想です。

もしミネラルバランスにも配慮してフードを選びたいと考えているなら、各ミネラル含有量がしっかりと掲載されており、理想的なバランスに近いフードを選んであげるといいでしょう。

▼総合評価をチェックする
キャットフード「ピュアボウル」の総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
800g(400g×2) 1,078円

ピュアボウルの販売元のペットライブラリー公式サイトと楽天市場、Amazonで「グレインフリー 免疫力維持 1歳以上成猫用」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入はできず、Amazonでも取り扱いがありませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しました)

そして、楽天の最安値は1袋(400g×2)1,078円という結果になりました!

ピュアボウルは取扱いが少ない国産キャットフードなので、ピュアボウルをお試しするなら販売状況を確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。

ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、まとめ買いで送料無料となる販売店もありますからね。

キャットフード「ピュアボウル」の総合評価

項目 詳細
原材料 4.0
成分 4.0
安全性 5.0
食いつき 4.0
コスパ 3.0
総合評価 Aランク
(S〜Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,078円/800g
※グレインフリー 免疫力維持 1歳以上成猫用
※2023年5月に楽天で確認
対応年齢 成猫用
原産国 日本
販売会社 ペットライブラリー株式会社

当サイトのキャットフード「ピュアボウル」の総合評価はAランクです。

一部の原材料の品質が不明瞭なことや、ミネラルバランスが分からないことは気がかりですが、人工の酸化防止剤や香料・着色料といった添加物が使われていない国産グレインフリーフードというのは魅力的です。

また、レビュー件数は少ないものの、食いつきの悪さを指摘するレビューがほとんど見当たらなかったことも評価できます。

とは言え、そのほかの市販の国産キャットフードと比較すると安いとは言えない販売価格ですし、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。