ピュリナ プロプラン(猫用)を評判・口コミも踏まえて5項目で評価!

ネスレ日本が販売しているピュリナ最高峰ブランドの「プロプラン」。

今回はプロプランを実際に購入した方々の口コミ・評判を89件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けてまとめてみました!

また、原材料と成分表をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

プロプラン(猫用)の悪い口コミ・評判

プロプラン(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「市販の国産フードと比べると価格が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ピュリナワンには食いつきをよくするための人工添加物が使われていないことや、消化不良の原因になりやすい原材料が使われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(9件)
  • 我が家の猫には合わなかった(5件)
  • 価格が高い(2件)

という結果になっています。
(※口コミ・評判は2020年9月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査しました)

食いつきは今ひとつ

プロプランの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食べない・食べなくなった」という食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

食いつきがいいというレビューに比べれば件数は少ないですが、どんな猫でも絶対に食いつきがいいフードはありません。

こればかりは食べさせてみないと分からないので、まずは1袋お試しして様子見という形になります。

また、一般的には人工の香料や調味料を使ったフードの方が食いつきがいい傾向にあるので、愛猫がプロプランのような人工の香料と調味料が使われていないフードを食べ慣れていない場合、フードの切り替えに苦労するかもしれません。

我が家の猫には合わなかった

次に多かった悪い口コミ・評判は「我が家の猫には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」というレビューや、「プロプランに切り替えたら吐く回数が増えた」というレビューでした。

この原因として真っ先に考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。

プロプランには猫の食物アレルギーの原因になりやすい穀物が使われているため、穀物全般にアレルギーのある猫がプロプランを食べると消化不良を起こして下痢・嘔吐をすることがあります。

 

また、穀物だけでなく猫によっては特定の肉原材料にアレルギーがある場合もあります。

アレルギーの原因は地道に特定していくしかありません。

穀物が含まれたフードを食べて消化不良を起こすなら次は穀物不使用のグレインフリーフードを、それでもダメなら今度は肉原材料の種類が限定されたフードを試してみる・・・といった流れでフードを切り替えていくことになります。

それと、フードの急な切り替えも消化の負担になってしまうので、プロプランに慣れるまで一時的に下痢や吐き戻しが増える可能性もありますよ。

価格が高い

悪い口コミ・評判の中には、「プロプランは価格が高い」というレビューもありました。

プロプランはピュリナ最高峰ブランドというだけあって、100gあたりの価格は約220円と決して安くはありません。
(※”プロプラン 室内飼い猫の毛玉ケア”の価格を参考にしています)

いくら品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、現実的に継続できる価格かどうかということまで考えて購入することをおすすめします。

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ピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価

プロプラン(猫用)の良い口コミ・評判

プロプラン(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、プロプランは天然由来の原材料そのものの香りで嗜好性が高められていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(47件)
  • 我が家の猫には合っている(10件)
  • 原材料に安心感がある(7件)
  • 成分バランスがいい(6件)
  • お手頃な価格(3件)

という結果になっています。

食いつきがいい

今回調査した口コミ・評判のうちの半数以上を占めていたのが、「食いつきがいい」というレビューです。

食いつきの悪さを指摘するレビューとの比率を踏まえても、プロプランは嗜好性の高いドライフードと捉えていいでしょう。

プロプランの風味の種類は少ないですが、それにも関わらずこれだけ食いつきを評価する口コミが多いのは、天然の原材料そのものの香りで嗜好性が高められている証拠と言えますね!

我が家の猫には合っている

今回調査した口コミ・評判の中には「我が家の猫には合っているようで、プロプランに切り替えたら毛並み・毛艶が良くなった気がする」、というレビューもありました。

この理由として考えられるのは、毛並み・毛艶に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量です。

2つの脂肪酸はバランスよく摂り入れることが大切で、【オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=5:1~10:1】くらいのバランスがいいのではないかと考えられています。

 

そこで気になって”室内飼い猫用 チキン”の成分表を確認してみたのですが、オメガ6脂肪酸の含有量は1.3%、オメガ3脂肪酸の含有量は0.7%と、理想的と考えられているバランスとは開きがありました。

ただ、【5:1~10:1】というバランスはあくまで暫定的な見解ですし、プロプランに切り替えたことがどれだけ関係しているのかは定かではありません。

 

そのほかにも、「いい便が出るようになった」、「吐く回数が減った」というレビューを確認できました。

プロプランには肉類が主原料として使われているため、穀物が過剰に使われているフードから切り替えることで下痢や吐き戻しが減る可能性はあります。
(※室内飼い猫用だけは穀物が主原料に使われています)

また、プロプランには繊維質が豊富に含まれている商品もあるので、便秘気味の愛猫のスッキリに配慮したいという場合には、繊維質が3%以上含まれている商品を選ぶといいでしょう。

原材料に安心感がある

次に多かった良い口コミ・評判は、「プロプランは原材料に安心感がある」といった内容のレビューでした。

一部のキャットフードには人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、プロプランは安全性に配慮してそれらの人工添加物は使っていません。

そもそもの問題として、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫の立場になった考えれば着色料を使ってまで色味をつける意味はないです。

猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないプロプランは、人間目線ではなく猫目線で作られたキャットフードと捉えることができますね。

成分バランスがいい

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「プロプランは成分バランスがいい」というレビューです。

プロプランは、猫の年齢と体質に合わせた6種類の猫用ドライフードを取り揃えています。

例えば、室内飼い猫用は運動量が少ない猫向けに脂質とカロリーが控えめになっており、子猫用はたくさんの栄養が必要な育ち盛りの子猫に配慮して高カロリーになっています。

お手頃な価格

良い口コミ・評判の中には、「プロプランはお手頃な価格で販売されている」という内容のレビューもありました。

肉原材料が贅沢に使われているグレインフリーフードは100gあたり300円以上する商品が多いですが、プロプランは比較的購入しやすい価格帯に収まっています。

プロプラン(猫用)の口コミ・評判まとめ

プロプラン(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「市販の国産フードと比べると価格が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、プロプラン(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、プロプランは天然由来の原材料そのものの香りで嗜好性が高められていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 価格が高い
  • 食いつきがいい
  • 我が家の猫には合っている
  • 原材料に安心感がある
  • 成分バランスがいい
  • お手頃な価格

ピュリナ プロプランキャットフードの種類

ピュリナ プロプランはドライタイプのキャットフードだけでなく、ウェットタイプのキャットフードも取り揃えています。

ドライフード

シリーズ 商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
プロプラン 6ヶ月までの子猫用(サーモン&ツナ) フィッシュ(サーモン、ツナ) 41% 21% 9% 410kcal
子猫用(チキン) チキン 39% 20% 9% 400kcal
避妊・去勢した猫の体重ケア(サーモン&ツナ) フィッシュ(サーモン、ツナ) 37% 10% 9% 350kcal
美味を求める成猫用(サーモン) サーモン 36% 15% 9% 370kcal
室内飼い猫の毛玉ケア(チキン) チキン 34% 11% 9% 340kcal
尿路の健康ケア(チキン) チキン 32% 13% 9% 370kcal
7歳以上の成猫用(サーモン&ツナ) フィッシュ(サーモン、ツナ) 35% 17% 9% 380kcal
プロプラン リブクリア 子猫用(チキン) チキン 39% 20% 9% 400kcal
成猫用(チキン) チキン 34% 15% 9% 370kcal
室内飼い猫の毛玉ケア(チキン) チキン 34% 11% 9% 340kcal
尿路の健康ケア(チキン) チキン 32% 13% 9% 370kcal
7歳以上の成猫用(サーモン&ツナ) フィッシュ(サーモン、ツナ) 35% 17% 9% 380kcal

ピュリナ プロプランのドライタイプのキャットには2つのシリーズがあり、【プロプラン】のラインナップは7種類、【プロプラン リブクリア】のラインナップは5種類となっています。

どちらに関しても、猫の年齢や飼育環境に合わせて成分バランスを調整したフードがありますが、【プロプラン リブクリア】は飼い主の猫アレルギーに配慮されたシリーズという大きな違いがあります。

猫の食物アレルギーに配慮された原材料が使われているわけではないので、食に敏感でお腹が弱い愛猫に与えようと考えている場合には、タンパク源の種類に気を配っておきましょう。

ウェットフード

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
子猫用 やわらかチキン ゼリー仕立て チキン 12.6% 3.1% 80% 89kcal
成猫用 やわらかチキン グレービー仕立て チキン 11.2% 2.8% 80% 84kcal
7歳以上の成猫用 やわらかチキン グレービー仕立て チキン 11.7% 3.1% 80% 87kcal

ウェットフードは子猫用と成猫用、シニア猫用が1種類ずつというラインナップになっています。

どれも主食用フードとしての栄養基準を満たしているので、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできますよ。

プロプラン(猫用)のお試しサンプルについて

公式サイトとそのほかの通販サイトを確認してみた限りでは、プロプランのお試しサンプルの配布や販売は行われていませんでした。

そのため、プロプランをお試しするにしても本商品を最低1袋購入しなければいけません。

ただ、どちらにせよ数食分くらいの少量サンプルだと、愛猫の食の好みや体質に合っているかをしっかりと判断することができません。

このことから当サイトでは少量だけのお試しは積極的にはおすすめしておらず、はじめから1ヶ月くらいは様子見するつもりで本商品を購入してみて、愛猫に合っているかどうかを時間をかけて確認することをおすすめしています。

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ピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価

プロプラン(猫用)の原材料の評価

原材料一覧
チキン、米、小麦コーングルテン、食物繊維(セルロース、チコリ、ビートパルプ、ライスファイバー)、鶏脂(オメガ6脂肪酸源)、乾燥ツナ、魚油(オメガ3脂肪酸源)、乳酸菌、たんぱく加水分解物、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、C、ベータカロテン)、アミノ酸類(アルギニン、タウリン)、ピロリン酸Na、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
※アレルギーの原因になりやすい原材料、内容が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、プロプラン(猫用)の原材料を評価していきます!
(※表はプロプラン「室内飼い猫の毛玉ケア」の原材料一覧です)

穀物が使われているドライキャットフード

プロプランのキャットフードには肉類が主原料として使われていますが、米・小麦・コーングルテンといった穀物も使われています。

米は穀物の中ではアレルギーの原因になりにくいものの、小麦が使われているプロプランは食に敏感でお腹が弱い愛猫には合わない可能性はあります。

また、プロプランの原材料一覧には人工の酸化防止剤や着色料は記載されていませんが、“たんぱく加水分解物”の製造方法が分からないことが気がかりです。

なお、肉原材料の一部に”ミール”という言葉が使われていることが気になる方もいると思いますが、同じピュリナブランドのピュリナワンには人間向けの食肉加工工程の由来の原料のみをミールとして使用しているため、プロプランの肉原材料の品質も問題ないと捉えてよさそうです。

プロプラン(猫用)の成分の評価

成分表
タンパク質 34%以上
脂質 11%以上
粗繊維 7%以下
灰分 8.5%以下
水分 9%以下
カルシウム 1.2%以上
リン 1%以上
マグネシウム 0.09%
タウリン 0.1%以上
オメガ6脂肪酸 1.3%以上
オメガ3脂肪酸 0.7%以上
エネルギー
(100gあたり)
約340kcal

原材料の次は、プロプランの成分を評価していきます。
(※表はプロプラン「室内飼い猫の毛玉ケア」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

原材料と同じようにプロプランの室内飼い猫用の成分表を取り上げていますが、プロプランは室内飼いで運動量が少ない飼い猫に配慮してか、一般的なドライフードに比べてやや低脂質・低カロリーな成分バランスになっているものが多いです。

ただ、猫にとって効率のいいエネルギー源である脂質は極端には削られてはいませんし、肉食動物の猫にとって大切な栄養素であるタンパク質も適度に含まれています。

また、室内飼い猫用は繊維質が増量されているのも特徴で、毛玉の排出だけでなく便秘気味の愛猫のスッキリに配慮したいという場合にもおすすめです。

マグネシウム・リン・カルシウム含有量

プロプランは、カルシウム・リン・マグネシウムの含有量がしっかりと調整されていることも見逃せません。

3つのミネラルの理想的なバランスは【カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.08】と考えられているのに対して、室内飼い猫用はまさに理想的なバランス通りになっています。

子猫用フードの成分の特徴

プロプランの子猫用フード「子猫用」は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮してタンパク質が39%以上、脂質が20%以上、100gあたりのカロリーが約400kcalと高タンパク・高脂質・高カロリーに調整されています。

なお、原材料の内容自体は成猫用フードとシニア猫用フードとほとんど変わりません。

シニア猫用フードの成分の特徴

プロプランのシニア猫用フード「7歳以上の成猫用」はタンパク質が35%以上、脂質が17%以上、100gあたりのカロリーが約380kcalと、子猫用の次に高タンパク・高脂質・高カロリーな成分バランスになっています。

高カロリーなフードは少量で必要な栄養を摂り入れられるので、歳を取って食が細くなったシニア猫には7歳以上の成猫用を選んであげるといいでしょう。

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ピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価

ピュリナワンとプロプランの違い

ピュリナワン(ドライフード)と猫2

ピュリナワンもプロプランも、安全性に配慮して人工の酸化防止剤や着色料を使っていないという点は同じです。

そのほかの原材料に関しても、ピュリナワンとプロプランで大きな違いがあるわけではありません。

ただ、プロプランは年齢や飼育環境に配慮して細かく成分バランスが調整されていたり、猫アレルギーに配慮した「リブクリア」というシリーズがあるのが特徴です。

 

とは言え、ピュリナワンもプロプランも主食として与えることができる基準を満たしたドライフードですし、ピュリナワンはプロプランよりもお手頃な値段で販売されています。

そのため、成分バランスに特別なこだわりがない限りは、コスパがいいピュリナワンをおすすめしています。

▼ピュリナワンの詳しい解説はこちら
ピュリナワン(猫用)の口コミや評価はどう?評判を徹底検証!

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
1.5kg

ネスレの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでプロプラン「室内飼い猫用」の販売状況を調査してみたところ、どこに関しても現在は取り扱いがありませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年1月に確認しました)

ただ、それだと他のキャットフードと価格の比較ができないため、プロプランを取り扱っている通販サイト「ペテモ」で販売価格を確認してみると、1袋(1.5kg)3,278円となっていました。

なお、店頭ではイオンペットとペットワールドアミーゴで販売されています。

ピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価

項目 詳細
原材料 3.0
成分 4.0
安全性 4.0
食いつき 5.0
コスパ 3.0
総合評価 Bランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量 3,278円/1.5kg
※プロプラン「室内飼い猫の毛玉ケア」
※2023年1月にペテモで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 オーストラリア
販売会社 ネスレ日本株式会社

当サイトのピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価はBランクです。

穀物が使われていることと品質や製造方法が不明瞭な原材料が使われているのが気になるプロプランですが、運動量が控えめな室内飼いの猫向けに成分バランスが調整されており、【肉原材料をたっぷりと使ったグレインフリーフードよりも価格が安い】という強みがあります。

たとえ品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。