キャットフードの保存方法とおすすめの保存容器(ストッカー)5選

キャットフードはドライタイプにせよウェットタイプにせよ、空気に触れることで酸化が進行して風味や品質が落ちていきます。

この記事ではキャットフードの保存方法をドライとウェットに分けて掘り下げて解説しているので、普段の保存方法と照らし合わせながら確認してみましょう。

また、最近は真空保存できる機能性が高い保存容器もあれば、おしゃれな見た目にこだわった保存容器もたくさん販売されています。

そこで、【機能性・おしゃれ度・コスパ】に注目しておすすめの保存容器(ストッカー)も紹介しているので、保存方法とあわせて参考にしてみてください。

キャットフードの保存方法

実は、密封された状態とはいえ開封前のキャットフードもゆっくりと酸化が進行していきます。

そのため、開封前・開封後にかかわらず温度変化が少ない冷暗所で保存するのが基本と覚えておきましょう。

 

例えば、窓際のような直射日光が当たる場所は温度変化が激しいので、食器棚やパントリーといった収納スペースで保存するのがおすすめです。

床から離れた場所で保存すれば、愛猫が袋を破って食べてしまわないですしね。

それと、湿気の多い場所も避けてください。

開封後のドライフードの保存方法

開封後のドライフード(カリカリ)の酸化を最小限に抑えられるのは、真空パック器を使って1食分ずつに小分けする方法です。

ただ、真空パックに使うパックは結構高いですし、労力がかかりコスパも悪い保存方法と言えます。

それに、ほとんどのメーカーは開封後のドライフードの賞味期限は1ヵ月程度と回答しており、賞味期限内に消費できるなら直射日光と高温多湿を避けて冷暗所で保存すれば問題なし・・・としています。

 

そのため、1ヵ月前後で食べ切れるサイズを選べば、わざわざ真空パック器を使って小分けするほどでもないでしょう。

このことを踏まえた上で、私がおすすめしているドライフードの保存方法は2つです。

フードストッカーに袋のまま入れてしまう

1つ目は、大袋が入るサイズのフードストッカーに袋のまま入れてしまう方法です。

中身をフードストッカーに入れ替えるよりもお手軽かつ綺麗に使えますし、脱酸素剤や乾燥剤を入れておけばさらに酸化を防ぐことができます。

もちろん、フードストッカーの中に入れた袋の口をしっかりと閉めておくことも忘れないように!

 

ジッパーが付いている袋は中の空気をできるだけ抜いてジッパーを閉め、ジッパーが付いていない袋は保存用の袋止めクリップを使うか大きめのジップロックに移し替えてしまいましょう。

ちなみに、ジッパーが付いていない袋の場合、私は大きめサイズのジップロックに袋ごと入れています。

ジップロックに1~3日分ずつ小分けする

2つ目は、ジップロックに1~3日分ずつ小分けする方法です。

これならそれほど手間がかかりませんし、袋を開け閉めする回数も減らせます。

ドライフードを小分けする場合にも袋の中の空気はできる限り抜いて、小分けした袋の中に脱酸素剤や乾燥剤を入れておきましょう。

ちなみに、以前に猫友から小分けしたドライフードを冷蔵庫に保存しているという話を聞いたことがありますが、ドライフードを出し入れする時に結露が発生するので、冷蔵庫での保存はおすすめしていません。

開封後のウェットフードの保存方法

缶詰タイプのウェットフードを開封した後は、缶の口のサイズに合うプラスチック製のキャップで蓋をして冷蔵保存しましょう。

もしキャップが用意できない場合にはラップで代用しても問題ありませんが、空気が入り込む隙間を作ってしまわないよう気をつけてください。

隙間があると酸化が早まりますし、他の食べ物に匂いが移ってしまいます。

パウチタイプのウェットフードはそのまま保存できないので、別の容器に移し替えてからラップをして冷蔵保存しましょう。

小分けして冷凍保存するのもあり

開封後のウェットフードの賞味期限は約1日と短いので、「とても賞味期限内に食べきれない!」と思う方もいるかもしれません。

そんな場合には、1食分ずつラップに小分けして冷凍保存しても大丈夫です。

冷凍したウェットフードを解凍する場合は、電子レンジは使わず自然解凍してください。
(※温めすぎると風味が落ちるだけでなく、壊れてしまう栄養素があります)

 

冷凍したウェットフードの賞味期限は3週間程度が目安ですが、冷凍期間が長いと冷凍焼けして風味が落ちてしまうので、できれば早めに使い切った方がいいです。

また、冷凍した期間が短くても解凍すると風味や食感が変わることから、猫によっては食べてくれなくなる可能性もあります。

もし冷凍後のウェットフードの食いつきが心配なら、試しに1食分冷凍した後に解凍してみて愛猫が食べてくれるか様子を見てみることをおすすめします。

キャットフードの保存容器おすすめ5選

ここからは、キャットフードのおすすめ保存容器(ストッカー)を紹介していきます!

HAGOOGI(ハゴオギ)|真空保存容器

HAGOOGI(ハゴオギ)の真空保存容器のイメージ画像

ボタンを押すだけで容器内の空気を抜き、真空保存ができるHAGOOGI(ハゴオギ)の真空保存容器。

HAGOOGIの真空保存容器は高感度半導体気圧センサーを搭載しており、容器内の気圧を自動で最適な状態に維持されます。

また、密閉状態になるので虫の侵入も防げ、防虫剤や除湿剤を入れておく必要もありません。

HAGOOGIの真空保存容器はデザインもおしゃれですし、丸洗いできてお手入れしやすいことも評価できます。

項目 詳細
機能性 5.0
おしゃれ度 5.0
コスパ 2.0
サイズ 直径300mm×高さ250mm
パッケージサイズ 325mm×325mm×360mm
本体重量 1.79kg
容量の目安 10L
販売価格 13,580円→7,980円
※クーポン「HAGOOGI-12」利用でさらに12%オフの7,023円
※2023年7月に公式サイトで確認

OXO(オクソー)|ポップコンテナ

ワンプッシュで簡単に密閉保存できるだけでなく、積み重ねて収納できてスペースを取らない機能性の高さが評判のOXOのポップコンテナ。

シンプルな見た目はリビングやキッチンのインテリアにも馴染みますし、サイズもたくさんあるのでご自身の用途に合わせて選べます。

また、内蓋は分解しやすくてお手入れが簡単ですし、蓋の裏側に別売りのアクセサリーを装着することもできるんですよ。

項目 詳細
機能性 4.0
おしゃれ度 3.0
コスパ 4.0
本体サイズ 幅16×奥行16×高さ24(cm)
本体重量 約585g
容量の目安 4.2L
販売価格 2,750円
※2023年7月に楽天・Amazonで確認

セイエイ|ポップンディスペンサー

スタイリッシュなフォルムが印象的なセイエイのポップンディスペンサー。

カラーは白と黒と赤の3種類で、置いておくだけでも海外のキッチンのような雰囲気を醸し出せます。

おしゃれなデザインだけに目がいきがちですが、ハンドルを回すだけで毎回同じ分量が出せるだけでなく、簡単に分解して洗浄できるという構造になっている点にも注目です!

それと、ポップンディスペンサーは密閉性が低いように感じるかもしれませんが、何度も蓋を開け閉めしないのでフードが空気に触れる回数はかなり抑えられます。

項目 詳細
機能性 3.0
おしゃれ度 5.0
コスパ 3.0
本体サイズ 幅19×奥行16.5×高さ41.5cm
本体重量 800g
容量の目安 3.5L
販売価格 4,180円
※2023年7月に楽天・Amazonで確認

ダルトン|エアータイトジャー

「レトロな雰囲気を作りたい!」、という方におすすめなのがダルトンのエアータイトジャー。

丸みのあるフォルムやガラスの質感、表面の文字といったおしゃれな見た目だけでなく、蓋はしっかりと閉められるので密封保存容器としても便利です。

また、画像では分かりにくいかもしれませんが、内容量は約4.3Lと大きめのサイズになっています。

価格もお手頃な容器ですが、ガラス製ということもあり本体重量が約3kgと少し重めなのが難点です。

項目 詳細
機能性 2.0
おしゃれ度 5.0
コスパ 5.0
本体サイズ 幅18×奥行8×高さ26.5(cm)
本体重量 3kg
容量の目安 4.3L
販売価格 1,650円
※2023年7月に楽天・Amazonで確認

ハジー|真空ハジーパック(保存袋)

真空ハジーパックは名前の通り、真空状態でキャットフードを保存できる保存袋です。

また、6Lの大容量サイズということに加えて、付属のポンプを15秒間上下させるだけで真空状態にできるという手軽さも強みです。

空気が抜けているかは袋の見た目と触り心地で簡単に分かりますし、収納場所に困らない形状は”おしゃれさよりも機能性を重視したい”という場合におすすめです。

項目 詳細
機能性 5.0
おしゃれ度 1.0
コスパ 4.0
本体サイズ
本体重量 168g
容量の目安 6L
販売価格 2,618円

キャットフードの保存容器選びのポイント

ここからは、今回キャットフードの保存容器を選ぶにあたって注目した【機能性・おしゃれ度・コスパ】について掘り下げて解説していきます!

機能性が優れているかどうか

多くの方が最も重要視したいのは、しっかりと容器を密閉できるかどうかという点でしょう。

密閉性の高さに関してはペットフード専用の保存容器でも人間用の保存容器でもピンキリなので、どちらから選んでも問題ありません。

ただ、ペットフード専用の保存容器はペットフードを入れることを前提に作られているため、袋ごと保存できる大容量サイズの容器が多いです。

 

人間用の保存容器は容量が多いものもありますが、ニトリのフレッシュロックのように小分けパック分くらいの量しか入らないサイズもあります。

2~3個以上の保存容器を用意するのもいいですが、フードを1箇所にまとめたいということであれば消費量に合わせて丁度いいサイズの容器を選ぶといいでしょう。

おしゃれ度が高いかどうか

密閉性には関係ありませんが、インテリアに馴染むおしゃれなデザインを優先したいという方も多いと思います。

ペットフード専用の保存容器は機能性を重視したものが多いので、デザインを重視したいということなら人間用の保存容器の方が選択肢は多くなります。

シンプルかつナチュラルなデザインが好きな方なら、無印で販売されている密閉米びつも悪くないですね。

ただ、デザイン面ばかりに気を取られてサイズを見誤るとフードが入り切らないという失敗に繋がるので、購入前には容量もしっかりと確認しておきましょう。

価格がお手頃かどうか

キャットフードの保存容器は安いものでも1,000円前後、高いものだと8,000円以上するものもあります。

基本的には価格が安くなるほど密閉性やデザインが損なわれ、密閉性が高い容器やデザインがおしゃれな容器は価格が高いことが多いです。

また、ダイソーなどの100均でも保存容器は販売されていますが、密閉性や耐久性には不安が残るのも事実です。

 

そのため、多少価格が高くなっても蓋にパッキンが付いていてしっかり密閉保存でき、耐久力もある容器を選ぶことをおすすめしています。

キャットフードの酸化を最小限に抑えられればフードの香りを維持でき最後まで美味しく食べてもらえるので、愛猫のためにぜひ便利な保存容器を活用してみてくださいね!