ファーストチョイス(猫用)を評判や口コミも踏まえて6段階で評価!

取り扱いのある販売店は多くはないものの、コスパがいいキャットフードとして支持する愛猫家も多いファーストチョイス。

そんなファーストチョイスを実際に購入した方々の口コミ・評判を120件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けてまとめてみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

ファーストチョイス(猫用)の悪い口コミ・評判

ファーストチョイス(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「粒の形が食べづらそう」といった内容のレビューがあり、その中でも特に食いつきが悪いというレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、猫は食の好みが激しい動物ということだけでなく、ファーストチョイスには食いつきをよくするための人工添加物が使われていないことが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(28件)
  • 我が家の猫には合わなかった(8件)
  • 粒の形が食べづらそう(7件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2020年8月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査し、2023年5月にツイッターとインスタグラムで追加調査を行いました。

食いつきは今ひとつ

悪い口コミ・評判で一番多かったのは「食べない」、「食べなくなった」といった食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

ファーストチョイスの成猫用フードは3種類の風味を取り揃えていますが、全体的に食いつきが悪いというレビューが多かったのは、人工の香料が使われていないことや肉原材料の割合が関係しているかもしれません。

もし食のこだわりが強い愛猫を飼っている場合には、いきなり1.6kgの大袋を買わずに560gの小袋からお試ししてみるのが無難です。

粒の形が食べづらそう

次に多かった悪い口コミ・評判は、「ファーストチョイスは粒の形が食べづらそう」という内容のレビューです。

具体的には「小粒で食べづらそう」「柔らかすぎて底でボロボロに砕けている」といったレビューで、子猫やシンガプーラなどの小型種には食べやすいかもしれませんが、メインクーンやラグドールなどの大型種にとっては逆に食べづらいかもしれません。

それと、粒が砕けているというレビューに関しては、販売店の管理状況によっても差が出てくる可能性があります。

我が家の猫には合わなかった

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は「我が家の猫には合わなかったようで、ファーストチョイスに切り替えたら吐く回数が増えた」というレビューや、「軟便・下痢気味になった」というレビューです。

下痢・嘔吐といった消化不良の原因として考えられるのは、餌の急な切り替え食物アレルギーです。

急に餌を切り替えると消化の負担になってしまうため、ファーストチョイスに慣れるまで一時的に下痢や吐き戻しが増える可能性があります。

 

次の食物アレルギーについてですが、ファーストチョイスには猫のアレルギーの原因になりやすい穀物が含まれています。

そのため、小麦グルテンや穀物全般にアレルギーのある愛猫にファーストチョイスを与えるのは避けてください。

また、急な餌の切り替えは消化不良の原因も特定しづらくなってしまうため、最低でも1週間はかけて少しずつ餌を切り替えるようにしましょう。

私がおすすめしているのは1日に1割ずつ新しい餌の割合を増やしていく方法で、これならちょうど10日で餌の切り替えが完了するので分かりやすいですよ。

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ファーストチョイス(猫用)の総合評価

ファーストチョイス(猫用)の良い口コミ・評判

ファーストチョイス(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ファーストチョイスには人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことや、穀物ではなく肉類が主原料として使われたドライフードということが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(48件)
  • お手頃な価格(10件)
  • 原材料に安心感がある(9件)
  • 我が家の猫には合っている(8件)
  • 小粒で食べやすそう(2件)

という結果になっています。

食いつきがいい

今回調査した120件の口コミ・評判のうち、食いつきのよさを評価するレビューは48件と一番多かったです。

ただ、先ほども紹介したように、食いつきの悪さを指摘するレビューが28件あったことを踏まえると、猫用ファーストチョイスの嗜好性はやや低めと捉えてよさそうです。

また、一般的には人工の香料で風味を整えたフードの方が食いつきがいい傾向にあるので、愛猫がそれらの人工の香料が使われていないフードを食べ慣れていないと切り替えに苦労するかもしれません。

お手頃な価格

次に多かった良い口コミ・評判は「価格が安い」、「コスパがいい」といった内容のレビューでした。

ファーストチョイスの100gあたりの価格は約70円と、人工の香料や着色料・酸化防止剤が使われていないフードの中ではかなり安いです。
(※成猫用 サーモン&チキンの1.6kgサイズの最安値を参考にしています)

それに対して、グレインフリー(穀物不使用)フードは4~5倍近くの価格で販売されている商品が多く、品質と価格のバランスを踏まえてファーストチョイスを購入している方が目立ちました。

原材料に安心感がある

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「ファーストチョイスは原材料に安心感がある」というレビューです。

一部のキャットフードには人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、ファーストチョイスにはそれらの人工添加物が使われていません。

そもそもの問題として、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫の立場になって考えれば着色料を使ってまで色味を付ける意味はないです。

必ずしも使う必要のない添加物が使われていないファーストチョイスは、人間目線ではなく猫目線で作られたワンランク上のフードと捉えることができますね。

我が家の猫には合っている

通販サイトやSNSで調査した口コミ・評判の中には「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューもありました。

この理由として考えられるのは、ファーストチョイスには肉原材料が使われていることに加えて、低タンパクなラインナップが少ないことです。

対照的に、販売価格が安くなるほど肉原材料の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手です。

 

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。

愛猫が穀物全般にアレルギーがなければグレインフリーは必須ではないので、まずはファーストチョイスのように穀物が含まれている代わりに価格がお手頃なフードから試してみるのもいいでしょう。

小粒で食べやすそう

「粒の形が食べづらそう」というレビューとは対照的に、「小粒で食べやすそう」というレビューも見つかりました。

結局は猫の体格や好みによるので、大粒なドライフードが食べづらそうにしている愛猫に選んであげるといいでしょう。

また、何かしらの理由で大粒のフードが食べられない場合の代替品としてもいいですね。

ファーストチョイス(猫用)の口コミ・評判まとめ

ファーストチョイス(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「粒の形が食べづらそう」といった内容のレビューがあり、その中でも特に食いつきが悪いというレビューが多い傾向にありました。

その一方で、ファーストチョイス(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ファーストチョイスには人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことや、穀物ではなく肉類が主原料として使われたドライフードということが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 粒の形が食べづらそう
  • 食いつきがいい
  • お手頃な価格
  • 原材料に安心感がある
  • 我が家の猫には合っている
  • 小粒で食べやすそう

ファーストチョイスキャットフードの種類

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
エネルギー
(100gあたり)
子ねこ 離乳期〜1歳 妊娠後期/授乳猫 チキン 鶏肉 31% 18% 384kcal
成猫 1歳以上 白身魚&チキン 白身魚 29% 13% 357kcal
成猫 1歳以上 サーモン&チキン 鶏肉 29% 13% 353kcal
成猫 1歳以上 鴨肉&サーモン 鶏肉 29% 13% 355kcal
成猫 1歳以上 去勢・避妊した猫 サーモン&白身魚 鶏肉 31% 8.1% 326kcal
成猫 1歳以上 下部尿路の健康維持ケア チキン 鶏肉 25% 11% 351kcal
高齢猫 10歳以上 サーモン&チキン 鶏肉 26% 12% 355kcal
高齢猫 10歳以上 下部尿路・腎臓の健康維持ケア チキン 鶏肉 26% 11% 352kcal
15歳以上 長生き猫の腎臓の健康維持ケア チキン 鶏肉 26% 12% 357kcal

ファーストチョイスキャットフードは子猫用が1種類、成猫用が5種類、シニア猫用が3種類というラインナップになっています。

子猫用フードはたくさんの栄養が必要な育ち盛りの子猫に配慮して、成猫用フードよりもタンパク質・脂質・カロリーが高めに調整されています。

成猫用フードに関しては、食の好みや飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスが調整されており、シニア猫は10歳以上が2種類、15歳以上が1種類といったように対応年齢が2段階に分けられています。

全体的に脂質・カロリーが控えめになっていることを踏まえると、室内飼いで運動量が少ない飼い猫向けのフードと捉えることができますが、タンパク質も控えめになっているのが気になるところです。

ファーストチョイス(猫用)の原材料の評価

原材料一覧
鶏肉、玄米、コーンコーングルテンミール、鶏脂、サーモン、ビートパルプ、たん白加水分解物、セルロース、乾燥全卵、全粒亜麻仁(オメガ3脂肪酸源)、サーモン油(DHA源)、酵母、乾燥トマト、マンナンオリゴ糖、乾燥チコリ(イヌリン源)、ユッカ抽出エキス、大豆レシチン、硫酸水素ナトリウム、DL-メチオニン、タウリン、ビタミン類(A、D3、E、C、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(ナトリウム、クロライド、カリウム、鉄、亜鉛、マンガン、カルシウム、セレン、ヨウ素)、酸化防止剤(ビタミンE)
※食物アレルギーの原因になりやすい原材料、品質が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、ファーストチョイス(猫用)の原材料を評価していきます!
(※表は「成猫 1歳以上 サーモン&チキン」の原材料一覧です)

肉原材料が主原料のドライキャットフード

ファーストチョイスの大きな特徴の一つは、肉原材料が主原料に使われたドライフードということです。

コーン、コーングルテンミールといった原材料が使われていることから小麦グルテン、穀物全般にアレルギーがある猫には対応できませんが、穀物が主原料に使われたフードよりもワンランク上のフードと言えるでしょう。

また、口コミ・評判の項目でも解説したように、人工の酸化防止剤や着色料が使われていないことも評価できます。

ただ、”たん白加水分解物”の製造方法が分からないことが気がかりではあります。

ファーストチョイス(猫用)の成分の評価

成分表
粗タンパク質 29%以上
粗脂質 13%以上
粗繊維 7%以下
粗灰分 9%以下
水分 10%以下
タウリン 0.19%
カルシウム 1.1%
マグネシウム 0.11%
リン 0.9%
ビタミンC 160mg/kg
ビタミンE 110IU/kg
DHA 0.13%
オメガ3脂肪酸 0.76%
オメガ6脂肪酸 3.52%
エネルギー
(100gあたり)
353kcal

原材料の次は、ファーストチョイス(猫用)の成分を評価していきます。
(※表は「成猫 1歳以上 サーモン&チキン」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

ファーストチョイスのキャットフードは全体的にタンパク質と脂質、カロリーが控えめに調整されています。

例えば、「成猫 1歳以上 サーモン&チキン」のタンパク質は29%以上、脂質は13%以上、100gあたりのカロリーは353kcalとなっています。

脂質とカロリーに関しては運動量が少ない室内飼いの猫には丁度いいくらいですが、タンパク質量が物足りないというのが率直な感想です。

 

また、「成猫 1歳以上 サーモン&チキン」には鶏肉が主原料に使われているものの、玄米・コーン・コーングルテンミールと穀物の記載が続いており、肉原材料の総量自体はそこまで多くはなく植物性タンパク質の割合も多めと予想できます。

カルシウムとリンとマグネシウムの割合がほとんど理想的なバランス通りになっていることは評価できるものの、肉食動物の猫にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をたっぷり含んだフードを愛猫に与えたい・・・と考えている場合にはあまりおすすめできません。

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ファーストチョイス(猫用)の総合評価

ファーストチョイスキャットフードの給与量

体重 1日あたりの給与量
1kg 20g
2kg 30g
3kg 45g
4kg 55g
5kg 65g
6kg 75g

ファーストチョイスの「成猫 1歳以上 サーモン&チキン」のパッケージに書かれている給与量は表の通りです。

そのほかのラインナップのパッケージにも給与量の目安が掲載されていますが、実際には猫の体質や運動量によって適量は変わってきます。

そのため、餌を切り替えてからしばらくの間はこまめに体重を量って給与量を調整するようにしましょう!

なお、生後1年未満の子猫には子猫用フードを与えるべきですが、育ち盛りの子猫はたくさんの栄養が必要なので、生後半年くらいまでの間はあまり神経質になりすぎずに欲しがるだけ食べさせて大丈夫ですよ。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
560g 508円 590円
1.6kg 1,162円 1,440円

公式サイトと楽天市場、Amazonでファーストチョイスの「成猫 1歳以上 サーモン&チキン」の販売価格を調査してみたところ、公式サイトでは販売されていませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しました)

そして、560g・1.6kgの2サイズともに最安値は楽天という結果になりました!

ファーストチョイスを店頭で販売しているペットショップやホームセンターは少ないので、ファーストチョイスを買うなら販売状況も一緒に確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。

ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、送料無料となる販売店もありますからね。

ファーストチョイス(猫用)の総合評価

項目 詳細
原材料 3.0
成分 4.0
安全性 4.0
食いつき 2.0
コスパ 5.0
総合評価 Bランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
508円/560g
1,152円/1.6kg
※成猫 1歳以上 サーモン&チキン
※2023年5月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 カナダ
販売会社 アース・ペット株式会社

当サイトのファーストチョイス(猫用)の総合評価はBランクです。

全体的にタンパク質が控えめなことや、”たん白加水分解物”が使われていることが気になるファーストチョイスですが、【肉原材料が主原料に使われているドライフードの中ではお手頃な価格で販売されている】という強みがあります。

また、ミネラルバランスがしっかりと調整されていることも評価できます。

たとえ品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。