79種類のキャットフードを徹底比較!口コミのいいおすすめの猫の餌10選

「愛猫には安全性にしっかりと配慮されたキャットフードを食べてもらいたいけど、かといって食いつきが悪いのは困る」

「毎日ずっと与えるものだから、できるだけコスパのいいキャットフードを与えたい」

愛猫のキャットフードを選ぶにあたって、このような悩みを抱えている方は多いでしょう。

この記事ではキャットフードの選び方のポイントや、79種類のフードの中から口コミのいいフード40種類をピックアップし、さらにおすすめできる内容のフードを10種類紹介しているので、ぜひ愛猫のフード選びの参考にしてみてください。

愛猫にあったキャットフードの選び方のポイント

ひとくくりに「キャットフード」と言っても、現在は選ぶのに迷ってしまうくらいたくさんのキャットフードが販売されていますよね。

種類が多すぎてどれを選べばいいか分からないかもしれませんが、基本的なポイントさえ押さえておけば愛猫のキャットフード選びで迷うことはありません。

まずはじめに、キャットフードを種類別(形状)・年齢別(子猫〜シニア猫)に分けて掘り下げつつ、原材料と成分にも注目したキャットフードの選び方を押さえておきましょう。

形状の種類に注目してキャットフードを選ぶ

キャットフードの形状は「ドライフード」、「ウェットフード」、「セミモイストフード」、「ソフトドライフード」の4種類に分けられています。

ドライフード(カリカリ)

キャットフードと聞いた時、多くの方が最初に想像するのがドライフードでしょう。

カリカリとした食感から”カリカリ”とも呼ばれており、現在では最も主流になっている猫の餌です。

ドライフードはウェットフードに比べて価格が安く、お試しサイズから多頭飼い用の大容量サイズまで販売されています。

 

また、容量が大きくなるほどグラムあたりの価格が安くなり、開封後の賞味期限も約1ヶ月程度と長持ちするためコスパがいいです。

ただし、空気に触れることで酸化が進行して風味と品質が落ちていくので、賞味期限内に愛猫が食べ切れるサイズを選んだ上で、直射日光と高温多湿を避けて冷暗所で密閉保存するようにしましょう。

ウェットフード

カリカリと乾燥したドライフードに対して、ウェットフードは水分含有量が75%と多くて歯や顎が弱った猫でも食べやすいです。

また、ウェットフードはドライフードより香りが強いのも特徴で、ドライフードよりも食いつきがいい傾向があります。

水分量が多いウェットフードは栄養を摂り入れながら水分補給できることもメリットですが、ドライフードよりも価格が高めで開封後はすぐに使い切らなければならないのがデメリットです。

 

使いきれなかった分はラップをかけて冷蔵保存してもいいですが、それでも1日を目安に使い切らなければいけません。

ちなみに、ドライフードの開封前の賞味期限は製造日から約1年半、ウェットフードの場合は製造日から約2~3年と長いので、買い溜めしておく分には問題ないですよ。

セミモイスト/ソフトドライ

セミモイストフードとソフトドライフードの水分含有量は25~35%となっており、ドライフードとウェットフードの中間的なフードと言えます。

なお、加熱発泡処理していない半生タイプのフードをセミモイストフード、加熱発泡処理されたフードをソフトドライフードと呼びます。

ドライフードよりも食いつきがいい傾向にあり、ウェットフードよりも長く保存できるのがセミモイストフードとソフトドライフードのメリットですが、酸化を防ぐために人工添加物(防腐剤・酸化防止剤)が使われていることが多いのがデメリット。

 

また、セミモイストフードとソフトドライフードは商品数自体が少ないため、ドライフードとウェットフードのどちらかを愛猫に与えている方がほとんどです。

さらに言うと、コスパと扱いやすさからドライフードを主食として食べさせている方が多いです。

愛猫の年齢に対応したキャットフードを選ぶ

最近は全年齢に対応したフードも販売されていますが、猫の年齢によって成分バランスが細かく調整されたフードを販売しているメーカーも多いです。

迷った時には全年齢対応のフードを選べば大丈夫ですが、選びやすいように成分バランスの違いを簡単に解説しておきます。

子猫用

子猫の頃は育ち盛りでたくさんの栄養が必要ということもあり、成猫用のキャットフードに比べて高タンパク質&高カロリーになっています。

固形物を食べ慣れていないとドライフードを上手く食べられない可能性があるので、最初のうちはドライフードをぬるま湯でふやかしたりウェットフードを食べさせるといいでしょう。

▼子猫におすすめのキャットフードはこちら
子猫におすすめの餌5選|キャットフード(ドライ)を徹底評価!

成猫用

成猫用は子猫用に比べるとタンパク質と脂質、カロリーが控えめな商品が多く、食欲旺盛で給餌量の調整が難しい猫向けに脂質とカロリーがかなり控えめなフードや、ミネラルバランスが細かく調整されたフードなど種類が豊富です。

そして、現在の飼い猫は室内飼いされていることが多いことから、室内飼いの猫向けに成分バランスが調整されたフードを販売しているメーカーも多いです。

給餌量の調整がきちんとできるならどのフードを選んでも大丈夫ですが、運動量が多い活発な猫には高カロリーなフードを、食べすぎてしまう傾向のある猫には低カロリーなフードを・・・といったように、運動量や食事量に合わせてフードを選ぶといいでしょう。

シニア猫用

シニア猫用のフードは「7歳/11歳/15歳/17歳/20歳」といったように、細かく年齢が切り分けられています。

メーカーによって成分バランスに差があるものの、対応年齢が上がるごとにミネラルバランスを微調整していたり、11歳以上からは食が細くてたくさんの量が食べられないシニア猫に配慮して高カロリーに仕上げられていることがほとんどです。

▼シニア猫におすすめのキャットフードはこちら
高齢猫(シニア・老猫)におすすめのキャットフード10選

全年齢対応

全年齢対応のキャットフードは高タンパク&高カロリーな商品が多く、歳の離れた猫を多頭飼いしていても餌を分ける必要がないのがメリットです。

その反面、高カロリーな全年齢対応フードは餌を食べすぎてしまう傾向のある猫用フードとしては向いていません。

ただ、給餌量の調整さえしっかりできればずっと与えることができるフードですし、成分バランスにこだわりがないなら全年齢対応のフードを選ぶのが一番お手軽です。

原材料に注目してキャットフードを選ぶ

猫にとって重要な栄養素はタンパク質で、肉食動物の猫は植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の方が消化吸収率が高いと考えられています。

そして、猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手なことから、良質な肉原材料が主原料として使われているキャットフードを選ぶことをおすすめします。

原材料の項目は使用している割合が多い順に記載しなければいけないというルールがあるので、一番左上に記載されている原材料に注目しつつ、原材料の品質が明記されているかどうかも確認してみてください。

 

それと、肉類といっても鶏肉・魚肉・牛肉・豚肉など様々な肉原材料があります。

1種類の肉原材料だけが好きな猫もいれば色々な肉が使われているフードが好きな猫、特定の肉原材料にアレルギーのある猫もいるので、肉原材料の種類もしっかりと確認した上で購入するといいでしょう。

 

そして、キャットフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われている商品があります。

酸化防止剤はドライフードの酸化を防ぐために欠かせない添加物ですが、最近は安全性に配慮して天然由来の酸化防止剤が使われているフードが増えてきています。

また、そもそもの問題として猫は食べ物の見た目で良し悪しを判断していないので、着色料を使って色味をつける意味はありません。

そのため、安全性最優先で愛猫のフードを選びたいと考えているなら、人工の酸化防止剤や着色料が使われていないフードをおすすめします。

成分に注目してキャットフードを選ぶ

キャットフードの中には繊維質が豊富な商品や脂質とカロリーが控えめに調整された商品など、猫の体質や飼育環境に合わせて成分バランスが調整された商品があります。

標準的な活動量の猫の主食(ドライフード)には脂質が15~20%程度、繊維質が3%程度、100gあたりのカロリーが360~400kcal程度の商品をおすすめしますが、便秘気味の愛猫の毎日のスッキリに配慮したい場合はより繊維質が含まれた商品を、食欲旺盛で給餌量の調整が難しい猫には脂質とカロリーがより控えめな商品を選ぶのがおすすめです。

その逆に、運動量が活発で消費カロリーが多い猫や食が細くてたくさんの量が食べられない猫、給餌量をしっかりと守れる猫には高カロリーなフードを選んでも問題ありません。

愛猫家の口コミ・評判がいいキャットフード40種

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
カロリー
(100gあたり)
安全性
カナガン(チキン) 乾燥チキン 34.0% 16.7% 8.0% 405kcal
モグニャン 白身魚 27% 11% 5% 379kcal
ファインペッツ アヒル肉 32% 20% 8% 427kcal
ロイヤルカナン(インドア) 小麦 25.0% 11.0% 6.5% 374kcal 動物性油脂、加水分解タンパク
ナチュラルチョイス(室内猫用 成猫用 チキン) チキン 33.0% 14.0% 10.0% 360kcal タンパク加水分解物
オリジン(キャット&キトゥン) 新鮮鶏肉 40% 20% 10% 416kcal
ワイルドレシピ(成猫用 チキン) チキン 40.0% 18.0% 10.0% 380kcal タンパク加水分解物
キャラットミックス(かつお仕立ての味わいブレンド) 穀類 23.4% 8.1% 10.0% 335kcal 動物性油脂、着色料
ピュリナワン(インドアキャット チキン) チキン 34% 12% 12% 351kcal たんぱく加水分解物
懐石2dish(枕崎のかつお節ペア) 穀類 27.0% 9.0% 10.0% 340kcal 動物性油脂、着色料
モンプチ(5種のフィッシュブレンド) 穀類 31.0% 11.0% 12.0% 350kal 動物性油脂、たんぱく加水分解物、着色料
犬猫生活 生肉 31% 15% 10% 373kcal
アイムス(成猫用 インドアキャット チキン) 肉類 30.6% 12.6% 7.5% 366kcal BHA、BHT
シーバ デュオ(香りのまぐろ味セレクション) 肉類 30.0% 17.0% 12.0% 405kcal 油脂類、着色料、BHA、BHT、香料
ジウィピーク(エアドライ ラム) 生肉 35.0% 33.0% 14.0% 560kcal
ジャガー チキン生肉 37% 14.9% 8.0% 388kcal
グランツ(チキン&サーモン) 脱水チキン 36% 17% 10% 361kcal
サイエンスダイエット(インドアキャット) トリ肉 29.0% 6.0% 10.5% 315kcal 動物性油脂、加水分解タンパク
ねこひかり 鶏肉 32.4% 13.5% 7.0% 424kcal
アカナ(ワイルドプレイリー) 新鮮鶏肉 37% 18% 10% 393kcal
アーテミス(フレッシュミックス フィーライン) フレッシュチキン 30.0% 20.0% 10.0% 392kcal
ナチュラルバランス(ホールボディヘルス) チキンミール 34.0% 17.0% 10.0% 365kcal
ビューティープロ(下部尿路の健康維持 低脂肪 1歳から) 穀類 35.0% 8.1% 10.0% 340kcal 動物性油脂、pH調整剤
カルカン(まぐろと野菜味) 穀類 28.0% 10.0% 12.0% 355kcal BHA、BHT、着色料
キャネットチップ(ミックス) 穀類 27.0% 9.0% 10.0% 350kcal 動物性油脂、着色料
アートゥー(サーモン) サーモン 33% 20% 8% 402kcal
ウェルネスコア(室内猫用 サーモン) サーモン 38.0% 10.0% 10.0% 327kcal
銀のスプーン(贅沢うまみ仕立て) 穀類 30.0% 16.0% 10.0% 400kcal 油脂類、着色料、調味料
クプレラ(ホリスティックグレインフリー) 魚類 31% 12% 10% 395kcal
コンボ(まぐろ味・かつお節・小魚添え) 穀類 27.0% 9.0% 10.0% 360kcal 動物性油脂、pH調整剤、着色料
JPスタイル 和の究み(セレクトヘルスケア デリケートなお腹ガード) 肉類 30.0% 12.0% 10.0% 350kcal 動物性油脂
ねこ元気(下部尿路の健康維持用 1歳〜10歳まで まぐろ・かつお・白身魚入り) 穀類 29.0% 10.0% 10.0% 360kcal 動物性油脂、着色料
メディファス(室内猫 毛玉ケアプラス 1歳から チキン&フィッシュ味) 穀類 30.0% 11.0% 10.0% 360kcal 動物性油脂
ソリッドゴールド(カッツフランケン) ラム 34.0% 12.0% 10.0% 353kcal
セレクトバランス(1才以上の成猫用 チキン) チキン 30.0% 15.0% 10.0% 365kcal
ハッピーキャット(アトランティックサーモン) ポルトリープロテイン 33.0% 15.0% 9.0% 380kcal
ハロー(成猫用 平飼いチキン) 平飼いチキン正肉 33.0% 18.0% 10.0% 371kcal
キャットスマック(かつお味) 穀類 27.0% 9.0% 10.0% 330kcal 動物性油脂、pH調整剤
アルモネイチャー(フレッシュチキン) チキン 30.0% 20.0% 9.5% 365kcal
FORZA10(エブリデイ ビオ) 有機鶏タンパク 27.6% 16.7% 9.0% 368kcal

愛猫家からの口コミ・評判がいいキャットフード40種の主原料と主な成分値、気になる添加物が使われていないかどうかをまとめてみました。

ひとつひとつのフードの主原料を見比べてみると、動物性原材料ではなく植物性原材料が主原料として使われているものも少なくありません。

また、タンパク質含有量に物足りなさを感じるフードや、人工の酸化防止剤着色料が使われているフードがあることも分かります。

 

なお、安全性の項目に赤色で記載した“動物性油脂”“タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていない・・・というわけではありません。

ただ、ここで取り上げた動物性油脂は具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類についての補足がないことが気がかりです。

タンパク加水分解物に関しても、製造工程の説明がないことが気になりました。

▼当サイトで調査した79種類のキャットフード一覧はこちら
全キャットフード一覧と5つの項目の評価基準について

口コミを踏まえたおすすめキャットフード10選

愛猫家からの口コミ・評判がいい40種類のキャットフードの中から、おすすめのキャットフードを10種類ピックアップしました!

なお、内容量や販売価格、原材料や成分は調査した時点の情報を参考にしています。

ジャガー

ジャガーキャットフードと猫2

通常購入時の価格 4,708円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,237円(10%オフ)
2〜5袋:4,001円(15%オフ)
6袋以上:3,766円(20%オフ)
※まとめ買い袋数に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(3袋を定期購入時)
約267円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約140円
穀物 不使用
(グレインフリー)

厳選した良質な原材料が使われている、グレインフリーのレシピを採用、猫にとって必要のない添加物が使われていない、という愛猫家が気にする3つの要素を全て満たしているジャガー。

さらに、ジャガーには【チキン生肉/鴨生肉/生サーモン/生マス】などの動物性原材料が贅沢に使われており、肉食動物の猫にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられます。

主要な成分バランスについては、高タンパク・高カロリーかつ適度に脂質が含まれており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や、遊び好きで活発な成猫用フードとして特に向いています。

また、ジャガーには繊維質も適度に含まれていることから、飲み込んだ毛の排出に配慮したいと考えている場合にもおすすめです。

グランツ

グランツキャットフードと猫

通常購入時の価格 通常購入:4,950円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
初回:4,455円(10%オフ)
2回目:4,356円(12%オフ)
3回目:4,257円(14%オフ)
4〜5回目:4,158円(16%オフ)
6〜7回目:4,109円(17%オフ)
8〜9回目:4,059円(18%オフ)
10〜11回目:4,010円(19%オフ)
12回目以降:3,960円(20%オフ)
※注文回数に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(定期初回購入時)
約297円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約184円
穀物 不使用
(グレインフリー)

フランス発のグレインフリーのプレミアムキャットフードのグランツ。

グランツはメインのタンパク源の内容が違う3種類のラインナップがありますが、どれも適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーが控えめに調整されています。

このような成分バランス上、完全室内飼いされていることが多く、運動量が少ない傾向にある日本の飼い猫向け・・・と言えるでしょう。

また、成猫用フードの「チキン」は動物性タンパク源が1種類だけに限定されていることから、穀物全般だけでなく鶏肉以外の動物性タンパク源にアレルギーのある愛猫にも与えられます。

ナチュラルチョイス

ナチュラルチョイス(室内猫用ターキー)と愛猫1

価格/内容量
(調査時点の最安値)
860円/500g
2,601円/2kg
※2022年10月にAmazonで確認
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約130円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約78円
穀物 粗挽き米、玄米、オーツ麦繊維
(グルテンフリー)

ニュートロのキャットフードのナチュラルチョイスは、年齢や体質、飼育環境や食の好みに合わせて、原材料の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

例えば、ここで取り上げている「室内猫用 成猫用 チキン」については、外飼いよりも運動量が少ない室内飼いの成猫に配慮して、脂質とカロリーがやや控えめに調整されています。

また、どのラインナップにも主原料として動物性タンパク源が使われていることや、グルテンフリーのレシピを採用していることも見逃せません。

“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭な点は気になるものの、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

ピュリナワン

ピュリナワン(ドライフード)と猫1

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,815円/2kg
3,980円/4.4kg
※2022年10月に楽天・Amazonで確認
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約91円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約59円
穀物 コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、大麦

ナチュラルチョイスと同じように年齢や体質、飼育環境や食の好みに合わせてフードを選べるように、原材料の内容と成分バランスを調整した様々なフードを取り揃えているピュリナワン。

ここで取り上げた「インドアキャット チキン」については、適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーは控えめになっており、室内飼いでそれほど運動量が多くない成猫用フードとしてぴったりです。

その一方で、ほとんどのラインナップに小麦が使われていたり、“たんぱく加水分解物”の製造工程が分からないことが気がかりな要素です。

ただ、プレミアムフードの中ではかなり手に取りやすい価格で販売されていることは評価できます。

アカナ

アカナキャットフードと猫

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,188円/340g
4,968円/1.8kg
10,780円/5.4kg
※2022年9月にAmazonで確認
100gあたりの価格
(1.8kgの最安値を参照)
約276円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約207円
穀物 不使用
(グレインフリー)

アカナには【レジオナル】、【クラシック】という2つのシリーズがあり、前者のシリーズはグレインフリー、後者のシリーズはグルテンフリーのレシピを採用しています。

どちらのシリーズについても、メインのタンパク源には良質な動物性タンパク源が使われており、全体的にかなり高タンパクな傾向があります。

ここで取り上げた「ワイルドプレイリー」については、脂質とカロリーも高めに調整されているドライフードで、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や、運動量多い活発な成猫の主食としておすすめです。

また、高タンパクかつ脂質とカロリーがやや控えめなフードもあり、愛猫の運動量と食事量に合わせてフードを選ぶことができます。

ナチュラルバランス

ナチュラルバランスと猫1

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,936円/1kg
5,401円/2.85kg
※2022年9月にAmazonで確認
100gあたりの価格
(1kgの最安値を参照)
約194円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約95円
穀物 玄米、オート麦
(グルテンフリー)

猫にとって必要のない添加物が一切使われていないことに加えて、消化吸収の負担になりにくい原材料が使われているナチュラルバランス。

ここで取り上げた「ホールボディヘルス」というドライフードは、適度にタンパク質を含みつつカロリーがやや控えめに調整されていますが、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫向けに、脂質とカロリーがかなり控えめに調整されたフードもあります。

また、どのドライフードもグルテンフリーのレシピを採用しており、うち2種類はグレインフリーのレシピを採用しているので、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも対応できます。

それだけでなく、タンパク源の内容が違う様々なウェットフードを販売していることも見逃せません。

カナガン

カナガンキャットフードと猫

通常購入時の価格 4,708円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,237円(10%オフ)
2〜5袋:4,001円(15%オフ)
6袋以上:3,766円(20%オフ)
※まとめ買い袋数に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(3袋を定期購入時)
約267円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約133円
穀物 不使用
(グレインフリー)

カナガンは”チキン”と”サーモン”といった2種類のグレインフリーの主食用ドライフードと、缶詰タイプの主食用ウェットフードを取り揃えています。

そして、ドライフードのチキンは動物性タンパク源が鶏と卵、サーモンは魚だけとシンプルなことから、愛猫の食の好みだけでなくアレルギーに配慮してフードを選ぶこともできます。

主要な成分バランスについては、チキンもサーモンも適度にタンパク質を含みつつカロリーは高めになっており、運動量が多い活発な成猫や、食が細くてたくさんの量が食べられない成猫用の主食としておすすめです。

また、マグネシウム含有量にあわせてカルシウムとリンの含有量がしっかりと調整されていることも評価できます。

ウェルネス

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,430円/400g
2,240円/800g
4,753円/2.26kg
※2022年11月にAmazonで確認
100gあたりの価格
(2.26kgの最安値を参照)
約210円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約147円
穀物 不使用
(グレインフリー)

どのラインナップもグルテンフリーのレシピを採用しているウェルネス。

ここで取り上げた「ウェルネスコア 室内猫用 サーモン」は、メインのタンパク源としてサーモンが使われている高タンパクなグレインフリーフードで、運動量が少ない室内飼いの猫に配慮して脂質とカロリーは控えめに調整されています。

その反対に、高脂質・高カロリーなドライフードもありますし、形状や風味が違う様々な主食用ウェットフードまで取り揃えています。

また、ドライフードには鶏肉がメインのものと魚肉がメインのものがあり、愛猫の食の好みに合わせて選びやすいことも強みの一つです。

オリジン

オリジンキャットフードを気にする猫

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,320円/340g
5,340円/1.81kg
11,680円/5.4kg
※2022年9月に楽天・Amazonで確認
100gあたりの価格
(1.81kgの最安値を参照)
約295円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約192円
穀物 不使用
(グレインフリー)

動物性原材料の占める割合が、実に全体の8割以上を占めているオリジン。

ここで取り上げた「キャット&キトゥン」は、鶏肉や七面鳥肉、卵や魚肉といった様々な動物性タンパク源が使われたグレインフリーフードで、肉食動物の猫本来の食事内容に近いキャットフードと捉えることができます。

そのほかのラインナップとして、新鮮アンガスビーフが主原料の「レジオナルレッド」というドライフードがありますが、非常に高タンパクかつ高脂質・高カロリーなドライフードということは変わりません。

こういった成分バランス上、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や活発な成猫、少食の成猫用フードとして特におすすめです。

ファインペッツ

ファインペッツ・キャットフードと猫2

通常購入時の価格 初回お試し:1,100円/1.5kg
2回目以降:4,546円/1.5kg
定期購入時の価格 〜4,336円/1.5kg
※注文回数に応じて210円〜100%の割引が適用
100gあたりの価格
(定期初回購入字)
約289円
1日あたりの餌代
(4kgの成猫を想定)
約127円
穀物 全粒米
(グルテンフリー)

ファインペッツはオランダ発のプレミアムフードで、キャットフードの原材料としては珍しい”アヒル肉”が主原料として使われています。

そのほかのタンパク源として全粒米(穀物)が使われているものの、小麦を使わないグルテンフリーのレシピを採用しており、猫にとって必要のない添加物は一切使われていません。

主要な成分バランスに関してですが、適度にタンパク質を含みつつ高脂質・高カロリーになっていることから、運動量が多い活発な成猫用や少食な成猫・シニア猫用フードとしておすすめです。

また、カルシウムとリンとマグネシウムがほとんど理想的なバランス通りになっていることも評価できます。

迷った時にはジャガーがおすすめ

ジャガーキャットフードと猫3

ここまで読み進めたところで、まだ愛猫のキャットフード選びに迷っている時にはジャガーをおすすめします。

当サイトがジャガーをおすすめする理由は下記の通りです。

ジャガーをおすすめする5つの理由
  • 良質な動物性原材料を贅沢に使用
  • 高タンパクかつカロリーが高すぎない
  • グレインフリーのレシピを採用
  • 猫にとって必要のない添加物は不使用
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず第一に、ジャガーには良質な動物性原材料が贅沢に使われており、肉食動物の猫にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、高タンパクかつカロリーが高すぎないので、給餌量の調整次第で幅広い年齢に対応できることも強みです。

そして、グレインフリーのレシピを採用していることや、猫にとって必要のない添加物が使われていないことも見逃せません。

それに加えて、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

まとめ

愛猫家からの口コミ・評判も考慮して、おすすめできる内容のキャットフードを20種類紹介しましたが、実際には猫の年齢や体質、飼育環境によって最適なフードは変わってきます。

また、愛猫の餌代にいくらかけられるかによっても、購入できるフードの選択肢の幅が違ってきます。

一つだけ確実に言えることは、最終的に何を購入するかを決めるのは私たち飼い主で、愛猫は私たちに差し出されたキャットフードを食べるしかないということです。

だからこそ愛猫のことを第一に考えた上で、自分自身も納得のいくキャットフード選びを心がけたいところですね。