アボダーム(猫用)の評判ってどう?口コミや評価を調査・検証!

アボカドが使われた珍しいキャットフード「AVODERM(アボダーム)」。

今回はアボダームの口コミ・評判を77件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

アボダーム(猫用)の悪い口コミ・評判

アボダーム(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「市販の国産フードと比べると値段が高い」、「我が家の猫には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、アボダームには嗜好性を高めるための人工添加物が使われていないことや、良質な肉原材料が主原料として使われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(15件)
  • 値段が高い(4件)
  • 我が家の猫には合わなかった(4件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2020年9月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査し、2023年4月にツイッターとインスタグラムで追加調査を行いました。

食いつきは今ひとつ

アボダームの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、食いつきの悪さを指摘するレビューです。

アボダームは原材料そのものの香りで風味を整えていますが、一般的には人工の香料を使って風味が整えられているフードの方が食いつきがいい傾向にあります。

そのため、愛猫が人工の香料が使われたフードを食べ慣れている場合、フードの切り替えに苦労するかもしれません。

また、「あまり食べない」というレビューが目立つのは、ペットフードの原材料としては珍しいアボカドが使われていることも理由の一つとして考えられます。

値段が高い

次に多かった悪い口コミ・評判は、「アボダームは値段が高い」というレビューでした。

アボダームは高品質な肉類が主原料に使われたプレミアムフードということもあり、穀物の割合が多い安さをウリにしているフードに比べると高額です。

いくら品質のいいフードを食べさせたいからと言って継続できなければほとんど意味がないので、現実的に買い続けることができる価格かどうかまで考えて購入することをおすすめします。

我が家の猫には合わなかった

悪い口コミ・評判の中には「我が家の猫には合わなかった」といった内容のレビューもあり、具体的には「吐く回数が増えた」、「軟便・下痢気味になった」というレビューを確認できました。

下痢や吐き戻しが増えた原因として考えられるのは、餌の急な切り替え食物アレルギーです。

まず、餌の急な切り替えは消化の負担になってしまうので、アボダームに慣れるまで一時的に下痢や吐き戻しが増える可能性があります。

 

また、”グレインフリー”と書かれていない商品には穀物が含まれているため、穀物全般にアレルギーのある猫には対応できません。

食物アレルギーの原因は食べさせてみないと分からないので、食に敏感でお腹の弱い愛猫にはグレインフリーの商品を試してみてください。

それでもダメなら特定の動物性タンパク源が原因の可能性が高いため、次は動物性タンパク源の種類が限定された商品を試してみましょう。

それと、急な餌の切り替えは消化不良の原因を特定しづらくなってしまうため、1週間から10日はかけてゆっくりと新しい餌に切り替えることをおすすめします。

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キャットフード「アボダーム」の総合評価

アボダーム(猫用)の良い口コミ・評判

アボダーム(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、アボダームには消化不良の原因になりにくい原材料が使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(34件)
  • 我が家の猫には合っている(15件)
  • 原材料に安心感がある(5件)

という結果になっています。

食いつきがいい

アボダームの口コミ・評判で一番多かったのは、食いつきのよさを評価するレビューです。

ただ、食いつきの悪さを指摘するレビューとの比率を踏まえると、アボダームは一般的なドライフードよりもやや嗜好性が低めという印象を受けました。

アボカドが使われていることで好き嫌いがハッキリ分かれる可能性もあるので、愛猫が食にこだわりがあるならいきなり大袋を購入するのは避け、お試しサイズを与えて様子を見てみた方が無難そうです。

我が家の猫には合っている

次に多かった良い口コミ・評判は、「我が家の猫には合っている」という内容のレビューです。

この理由として考えられるのは、アボダームには良質な肉原材料が主原料として使われていることに加えて、グルテンフリーのレシピを採用していることです。

対照的に、安さをウリにしているフードのほとんどには小麦とトウモロコシが使われていますが、穀物の中でも小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向があります。

また、体質によっては穀物全般が合わないこともありますが、アボダームにはグレインフリーのレシピを採用したラインナップもあり、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも対応できます。

原材料に安心感がある

良い口コミ・評判の中には、「アボダームは原材料に安心感がある」というレビューもありました。

市販の激安フードや一部のプレミアムフードには人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、アボダームにはそれらの添加物が使われていません。

そもそもの問題として、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫目線で考えれば着色料を使ってまで色味を付ける意味がないです。

それに対して、着色料が使われていないアボダームは、人間目線ではなく猫目線で作られたキャットフードと捉えることができますね。

アボダーム(猫用)の口コミ・評判まとめ

アボダーム(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「市販の国産フードと比べると値段が高い」、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

アボダーム(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「我が家の猫には合っている」、「安心して愛猫に食べさせられる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、アボダームには消化不良の原因になりにくい原材料が使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 値段が高い
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 食いつきがいい
  • 我が家の猫には合っている
  • 原材料に安心感がある

キャットフード「アボダーム」の種類

アボダームのキャットフードのラインナップはドライフードが5種類、缶詰タイプのウェットフードが10種類となっています。

ドライフード

対象 商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
仔猫・妊娠・授乳期 キトン 乾燥チキン 玄米、白米 36.0% 22.0% 10.0% 403kcal
成猫〜高齢猫・肥満猫用 ヘアーボール&ライト 乾燥チキン 玄米、白米 32.0% 16.0% 10.0% 356kcal
成猫〜高齢猫用 チキン&ヘリング 乾燥チキン 玄米、白米 32.0% 22.0% 10.0% 375kcal
ダック&ターキー ダック 不使用 32.0% 17.0% 10.0% 356kcal
全年齢猫用 サーモン&ツナ サーモン 不使用 34.0% 18.0% 10.0% 360kcal

ドライフードは子猫用と全年齢対応フードが1種類ずつ、成猫・シニア猫用フードが3種類というラインナップです。

子猫用の「キトン」は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮して、成猫用フードよりも高タンパク・高脂質・高カロリーに調整されています。

全年齢対応フードの「サーモン&ツナ」のタンパク質と脂質は、子猫用フードと成猫・シニア猫用フードの中間くらいで、カロリーは控えめになっています。

 

そして、成猫・シニア猫用フードの「チキン&ヘリング」は適度にタンパク質を含みつつ、高脂質でカロリーは標準的になっており、「ヘアーボール&ライト」と「ダック&ターキー」は脂質とカロリーが控えめです。

また、「ダック&ターキー」と「サーモン&ツナ」は、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているという違いもあります。

ウェットフード(缶詰)

シリーズ 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(1缶あたり)
セレクトカット チキン 10.5% 2.0% 82.0% 73kcal
ツナ&チキン 12.0% 3.0% 82.0% 81kcal
チキン&ダック 8.0% 3.0% 82.0% 82kcal
サーディン&エビ 10.0% 2.0% 83.0% 68kcal
ツナ&カニ 10.0% 2.0% 82.0% 70kcal
サーモン&チキン 8.0% 3.0% 82.0% 75kcal
サーモンコンソメ 13.0% 2.0% 82.0% 82kcal
キャット缶 チキン 10.0% 7.0% 78.0% 197kcal
フィッシュ 10.0% 7.0% 78.0% 182kcal
サーモン 10.0% 5.0% 78.0% 198kcal

缶詰タイプのウェットフードには【セレクトカット】、【キャット缶】という2つのシリーズがあり、【セレクトカット】のラインナップは7種類、【キャット缶】のラインナップは3種類となっています。

どの缶詰も主食として与えることができる基準を満たしたウェットフードなので、ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできますよ。

なお、【セレクトカット】の内容量は1缶85g、【キャット缶】の内容量は1缶156gとなっています。

キャットフード「アボダーム」の給餌量

体重 成猫 シニア猫
1.4~2.3kg 42~52g 30~37g
2.3~4.5kg 52~77g 37~55g
4.5~6.8kg 77~102g 55~73g
6.8~9.1kg 102~128g 73~91g

アボダームキャットフード「チキン&ヘリング」の1日あたりの給餌量の目安は表の通りです。

そのほかのラインナップにも体重別の給餌量の目安が掲載されていますが、実際には猫の体質や運動量によって適量は変わってきます。

そのため、餌を切り替えてからしばらくの間はこまめに体重を量って給餌量を調整するようにしましょう。

 

また、歳を取ると一度に食べられる餌の量が減るので、シニア猫には食事の回数を増やして必要量を食べられるようにしてください。

なお、生後6ヶ月未満の子猫にはキトン(子猫用)を与えるべきですが、育ち盛りの子猫はたくさんの栄養が必要なので、生後半年くらいまでの間はあまり神経質になりすぎずに欲しがるだけ食べさせて大丈夫ですよ。

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キャットフード「アボダーム」の総合評価

アボダーム(猫用)の原材料の評価

原材料一覧
乾燥チキン、玄米、白米、鶏脂肪、トマト繊維、乾燥ニシン、乾燥アボカド果肉、ナチュラルフレーバー、塩、卵、チコリー根、イヌリン、塩化カリウム、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンK、 ビタミンA、ビタミンB6、パントテン酸カルシウム、ビタミンB2、ビオチン、ビタミンB12、ビタミンD3、葉酸)、ミネラル(硫酸鉄、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、鉄アミノ酸キレート、硫酸銅、亜セレン酸ナトリウム、銅アミノ酸キレート、 硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム)、アボカドオイル、タウリン、パセリ、海藻、メチオニン、ユッカエキス、イノシトール

ここからは、アボダーム(猫用)の原材料を評価していきます!
(※表はドライフード「チキン&ヘリング」の原材料一覧です)

良質な肉原材料が主原料のキャットフード

アボダームには良質な肉原材料が主原料として使われており、肉食動物の猫にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。

そして、食物アレルギーの原因になりにくい原材料が使われているのも特徴の一つです。

たまに【全ての穀物が猫のアレルギーの原因になりやすい】と書かれているキャットフードのレビューを見かけますが、実際には米は猫の食物アレルギーの原因にはなりにくい原材料です。

 

また、アボダームには人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われておらず、穀物全般にアレルギーのある猫向けのグレインフリーフードを販売していることも評価できます。

それだけでなく、アボダームには毛並み・毛艶に関わる成分を含むアボカドが使われていることも見逃がせません。

アボダーム(猫用)の成分の評価

成分表
粗タンパク質 32.0%以上
粗脂質 20.0%以上
粗繊維 3.5%以下
水分 10.0%以下
粗灰分 6.0%以下
マグネシウム 0.11%以下
タウリン 0.15%以上
エネルギー
(100gあたり)
375kcal

原材料の次は、アボダーム(猫用)の成分を評価していきます。
(※表はドライフード「チキン&ヘリング」の原材料一覧です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

アボダームの「チキン&ヘリング」のタンパク質は32.0%以上、脂質は20.0%以上、100gあたりのカロリーは375kcalと、タンパク質と脂質を適度に含みつつカロリーは標準的なドライフードです。

こういった成分バランス上、完全室内飼いされていることが多くて運動量が控えめな日本の飼い猫向けのフードと言えます。

また、アボダームからはカロリーが控えめなドライフードも販売されており、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫にも対応できます。

カルシウム・リン・マグネシウムの含有量

アボダームの成分表を見て気になったのは、マグネシウム含有量は0.11%以下と掲載されているものの、カルシウムとリンの含有量が掲載されていないことです。

3つのミネラルの理想的なバランスは【マグネシウム:リン:カルシウム=1:0.8:0.08】と考えられていますが、カルシウムとリンの含有量が分からないことには評価のしようがない・・・というのが率直な感想です。

ただ、マグネシウム含有量だけに注目した場合、一般的なドライフードよりも少し多めという印象を受けます。

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キャットフード「アボダーム」の総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
300g 895円 653円 814円
900g(300g×3袋) 2,552円 2,169円
6.0kg 15,888円 11,850円

アボダームの総輸入元の公式通販サイト「いぬのための」と楽天市場、Amazonで販売状況を調査してみたところ、Amazonでは300g以外のサイズが販売されていませんでした。
(※表の価格は「チキン&ヘリング」のもので、販売状況と販売価格は2023年4月に確認しました)

そして、どのサイズも楽天が最安値という結果になりました!

アボダームは取扱店が少ない海外産のプレミアムフードなので、アボダームを買うなら販売状況を確認できる通販サイトを利用するのがおすすめです。

ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、一定金額以上の購入で送料無料になる販売店もありますからね。

キャットフード「アボダーム」の総合評価

項目 詳細
原材料 5.0
成分 4.0
安全性 5.0
食いつき 2.0
コスパ 3.0
総合評価 Bランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
653円/300g
2,169円/900g
11,850円/6.0kg
※ドライフード「チキン&ヘリング」
※2023年4月に公式サイト・楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 ドライフード:アメリカ
キャット缶:アメリカ
セレクトカット:タイ
販売会社 株式会社Biペットランド

当サイトのアボダームキャットフードの総合評価はBランクです。

マグネシウム以外のミネラル含有量が分からないことと、「食べない・食べなくなった」という口コミ・評判の割合が多めなのが気になるところですが、良質な肉原材料が主原料として使われており、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことは魅力的です。

また、比較的お手頃な価格で販売されていることも評価できますし、【品質と価格のバランスが取れたフードを愛猫に与えたい】と考えているなら、一度お試ししてみる価値はあるでしょう。