オールウェル(猫用)のパッケージ画像

動物写真家の岩合光昭さんが出演しているCMが印象的な、ユニチャームのキャットフード「AllWell(オールウェル)」。

今回はそんなAllWell(オールウェル)を愛猫に与えている方々の口コミ・評判を107件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

オールウェル(猫用)の悪い口コミ・評判

オールウェル(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたのにあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「穀物の割合や肉類の品質が気になる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、猫は食の好みが激しい動物ということや、オールウェルには穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(6件)
  • 我が家の猫には合わなかった(5件)
  • 気になる原材料が多い(2件)
  • 値段が高い(1件)

という結果になっています。
(※口コミ・評判は2021年1月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査しました)

食いつきは今ひとつ

悪い口コミ・評判で一番多かったのは「あまり食べない」、「しばらくしたら食べなくなった」といったような食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

食いつきのよさを評価するレビューに比べれば件数は少ないですが、どんな猫でも絶対に気に入るフードはまず存在しないというのも事実です。

ただ、オールウェルの室内猫用には3種類の風味(フィッシュ味/フィッシュ味-贅沢具材入り-/チキン味)があり、愛猫の食の好みに合わせやすいのはメリットと言えます。

我が家の猫には合わなかった

次に多かった悪い口コミ・評判は、「我が家の猫には合わなかったようで、吐く回数が増えた」という内容のレビューでした。

吐き戻しが増える原因として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。

まず、餌の急な切り替えは消化の負担になってしまうので、オールウェルに慣れるまで一時的に吐き戻しが増える可能性はあります。

 

また、猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手なため、穀物が主原料に使われているオールウェルが合わなかった可能性も考えられます。

小麦グルテンや穀物全般にアレルギーのある猫も少なくないので、食に敏感でお腹が弱い愛猫に穀物が主原料に使われたフードを与えるのはおすすめできません。

餌の切り替えと食物アレルギー以外では、一気食いも吐き戻しの原因の一つと考えられますね。

気になる原材料が多い

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「オールウェルは気になる原材料が多い」という内容のレビューでした。

具体的には、【トウモロコシ・パン粉・コーングルテンミール】といった穀物や、肉類(ミール)の品質を気にするレビューです。

先ほど説明した通り、猫の体質によっては穀物が消化不良の原因になってしまいます。

また、公式サイトやパッケージにはミールの品質についての説明もないので、原材料の品質にもこだわりたいなら品質がしっかりと明記されている商品を選ぶといいでしょう。

値段が高い

悪い口コミ・評判の中には、「オールウェルは値段が高い」といったレビューもありました。

確かにオールウェルは最安値クラスのドライフードと比較すると高いですが、オールウェルの3~4倍以上の価格で販売されているプレミアムフードも少なくありません。

穀物の割合や肉類の品質は気になるものの、オールウェルには猫にとって必要のない人工添加物は使われていないので、自分なりに品質と価格のバランスが取れていると思えるフードを選ぶのが一番おすすめです。

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オールウェルキャットフードの総合評価

オールウェル(猫用)の良い口コミ・評判

オールウェル(猫用)の良い口コミ・評判は「我が家の猫には合っている」、「食いつきがよくて満足している」「小粒サイズだから食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、オールウェルにはユニチャーム独自の吐き戻し軽減技術が採用されていることや、嗜好性を高めるために挽き小魚とささみフリーズドライパウダーをまぶしていることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 我が家の猫には合っている(41件)
  • 食いつきがいい(40件)
  • 小粒で食べやすそう(12件)

という結果になっています。

我が家の猫には合っている

良い口コミ・評判で一番多かったのが「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューで、その中でも「吐く回数が減った」というレビューが特に目立ちました。

吐き戻しが減った理由として考えられるのはずばり、オールウェルには【吐き戻しを軽減する世界初の食物繊維配合技術】が採用されていることでしょう。

一般的なドライフードはお腹の中で粒が膨張して吐き戻しに繋がりやすくなりますが、オールウェルはお腹の中で粒が素早くふやけて崩れるようになっています。

「愛猫の吐き戻しが気になるけどあまり高いフードは買えない・・・」という場合には、お手頃な値段で販売されているオールウェルは有力候補の一つになるでしょう。

 

また、「オールウェルに切り替えたらちょうどいい固さの便をするようになった」、というレビューも見つかりました。

いい便が出るようになった理由として考えられるのは、オールウェルに使われている”ビートパルプ”という原材料です。

ビートパルプに含まれている不溶性食物繊維は便を固める作用があるため、軟便気味の愛猫に与えることで適度な固さの便をするようになる可能性はあります。

ただ、不溶性食物繊維を摂取しすぎると便を固めすぎて便秘に繋がる・・・というリスクもあり、ビートパルプは配合量にも注意しなければいけない原材料と言えます。

食いつきがいい

次に多かった良い口コミ・評判は、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。

食いつきの悪さを指摘するレビューが6件、食いつきのよさを評価するレビューが40件という比率を踏まえても、オールウェルの嗜好性は一般的なドライフードよりもワンランク上と捉えてよさそうです。

オールウェルには人工の香料と調味料は使われていませんが、それでもこれだけ食いつきがいいというレビューが多いのは、挽き小魚とささみフリーズドライパウダーを使ってしっかりと嗜好性が高められている証拠と言えますね。

小粒で食べやすそう

そのほかには、「オールウェルは小粒で食べやすそう」というレビューも確認できました。

ただ、キャットフードの形状は愛猫の好みや飼い主の判断によって意見が分かれる要素なので、粒の大きさに関する口コミはあまり当てにならないと思っておいた方がよさそうです。

オールウェル(猫用)の口コミ・評判まとめ

オールウェル(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたのにあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「穀物の割合や肉類の品質が気になる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、オールウェル(猫用)の良い口コミ・評判は「我が家の猫には合っている」、「食いつきがよくて満足している」、「小粒サイズだから食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、オールウェルは嗜好性を高めるために挽き小魚とささみフリーズドライパウダーをまぶしていることや、ユニチャーム独自の吐き戻し軽減技術が採用されていることが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 気になる原材料が多い
  • 値段が高い
  • 我が家の猫には合っている
  • 食いつきがいい
  • 小粒で食べやすそう

オールウェル(Allwell)キャットフードの種類

対象 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
エネルギー
(100gあたり)
子猫 健康に育つ子猫用 フィッシュ味 34% 16% 370kcal
成猫 室内猫用 フィッシュ味 30% 9% 340kcal
室内猫用 贅沢素材入り フィッシュ味 30% 9% 340kcal
室内猫用 チキン味 30% 9% 340kcal
避妊・去勢した猫の体重ケア 筋肉の健康維持用 フィッシュ味 32% 9% 340kcal
避妊・去勢した猫の体重ケア・筋肉の健康維持用 チキン味 32% 9% 340kcal
肥満が気になる猫用 フィッシュ味 30% 8.1% 325kcal
早食いが気になる猫用 フィッシュ味 30% 9.0% 340kcal
健康免疫サポート フィッシュ味 30% 9.0% 340kcal
成猫の腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30% 9.0% 340kcal
高齢猫 10歳以上の腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30% 9% 340kcal
15歳以上の腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30% 9% 340kcal
20歳を過ぎてもすこやかに 腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30% 9% 340kcal

オールウェルキャットフードは子猫用が1種類、成猫用が9種類、シニア猫用が3種類というラインナップになっています。

子猫用フードの特徴

オールウェルの子猫用フードは、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮して、成猫用フードと比較するとタンパク質・脂質・カロリーが高めに調整されています。

なお、原材料の内容自体は成猫用フードとほとんど変わりません。

成猫用フードの特徴

成猫用フードは室内飼いの猫向けに成分バランスが調整されており、一般的な主食用ドライフードと比較すると脂質とカロリーが控えめです。

また、食欲旺盛で給餌量の調整が難しい猫向けにより脂質とカロリーが控えめに調整された、「肥満が気になる猫用」というドライフードも製造・販売しています。

シニア猫用フードの特徴

オールウェルのシニア猫用フードは「10歳以上」、「15歳以上」、「20歳をすぎてもすこやかに」の3種類です。

どのドライフードもリンとナトリウム含有量が控えめに調整されており、【10歳以上<15歳以上<20歳をすぎてもすこやかに】の順でリンとナトリウムの含有量が控えめになっています。

オールウェル(猫用)の原材料の評価

原材料一覧
穀類(トウモロコシパン粉コーングルテンミール)、肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス、乾燥鶏肉加工品粉末)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、煮干パウダー、かつお節、まぐろミール、かつおミール、白身魚ミール、乾燥シラス)、セルロースパウダー、油脂類、野菜類(ビートパルプ)、ビール酵母、糖類(オリゴ糖)、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
※食物アレルギーの原因になりやすい原材料、品質が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、オールウェル(猫用)の原材料の安全性を評価していきます!
(※表は「室内猫用 フィッシュ味」の原材料一覧です)

穀物が主原料のドライフード

オールウェルは吐き戻しを軽減する世界初の食物繊維配合技術が採用されたドライフードですが、主原料として使われているのは食物アレルギーの原因になりやすい穀物です。

そのため、小麦グルテンや穀物全般にアレルギーのある愛猫には与えることはできませんし、食に敏感でお腹が弱い愛猫用フードとしてもおすすめできません。

ただ、原材料一覧を見る限りでは人工の酸化防止剤や着色料は使われていないので、「安全性に配慮されたお手頃な価格のフードを与えたい」と考えている場合には有力候補になるでしょう。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

穀物以外で気になったのは、公式サイトやパッケージには”ミール”についての品質の説明がないことと、”油脂類”には何の油が使われているのかが分からないことです。

また、油脂類に使われている酸化防止剤が天然由来のものなのか、あるいは人工のものなのかが分からないことも不安要素と言えます。
(※油脂類に使われている酸化防止剤は原材料一覧に記載しなくてもいいためです)

具体的な原材料や製造方法の詳細はメーカーにしか分からないので、最終的にメーカーをどこまで信頼できるのかという問題になってきます。

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オールウェルキャットフードの総合評価

オールウェル(猫用)の成分の評価

成分表
タンパク質 30.0%以上
脂質 9.0%以上
粗繊維 9.0%以下
粗灰分 7.0%以下
水分 10.0%以下
マグネシウム 0.08%
エネルギー
(100gあたり)
約340kcal

原材料の次は、オールウェル(猫用)の成分を評価していきます。
(※表は「室内猫用 フィッシュ味」の成分値です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

オールウェルのタンパク質は30〜34%、脂質は8.1〜16%、100gあたりのカロリーは325〜370kcalと、ラインナップによって成分バランスに開きがあります。

ただ、全体的には脂質とカロリーが控えめに調整されているものが多く、運動量が少ない室内飼いの猫や食欲旺盛で給餌量の調整が難しい猫向けの成分バランスと捉えることができます。

その逆に、運動量が多い活発な猫や食が細くてたくさんの量が食べられない猫用フードとしては向いていません。

 

それと、成猫用ドライフードはタンパク質がやや控えめなことに加えて、穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと予想できます。

もしタンパク質の内容にもこだわってフードを選びたいと考えているなら、穀物ではなく良質な肉類が主原料として使われているフードを選ぶといいでしょう。

そのほかには、オールウェルの成分表にはカルシウムとリンの含有量が掲載されておらず、カルシウム・リン・マグネシウムのバランスが分からないことも気になります。

オールウェル(猫用)のお試しサンプルについて

公式サイトではお試しサンプルの無料配布は行われていませんが、オールウェルからは200gのお試しサイズが販売されています。

1食分くらいの量だと物珍しさで何でも食べる猫もいますが、3~4食分くらいのお試しサイズなら愛猫の好みの香り・味かどうかのざっくりとした判断はできるでしょう。

少量のお試しサイズは開封してしばらく経った状態のフードを愛猫が食べてくれるかどうかの判断ができないのがネックですが、オールウェルの750g以上のサイズは袋の中で小分けされており、風味が薄れてしまう前に使い切ることができるようになっています。

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オールウェルキャットフードの総合評価

最安値は?公式・Amazon・楽天で価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
200g 327円
800g(400g×2袋) 877円 1,299円
1.6kg(400g×4袋) 1,719円 1,780円
2.5kg(500g×5袋) 2,838円 3,498円
4kg(500g×8袋) 4,553円 4,378円
10kg(2.5kg×4袋) 11,198円 9,852円

オールウェルの公式サイトと楽天市場、Amazonで「室内猫用 フィッシュ味」の販売価格を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできず、Amazonでは200gのお試しサイズは販売されていませんでした。
(※販売状況と販売価格は2022年9月に確認しました)

そして、楽天とAmazonは内容量によって最安値にバラつきがあり、800g・1.6kg・2.5kgの最安値は楽天、4kg・10kgの最安値はAmazonという結果になりました!

オールウェルを店頭で取り扱っている販売店も増えてきましたが、通販サイトは定価より安く販売されていたり一定金額以上の購入で送料無料となる販売店もあるので、継続して購入する場合は通販サイトでまとめ買いするのがおすすめです。

ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、送料無料となる販売店もありますからね。

オールウェルキャットフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.0
成分 3.0
安全性 4.0
食いつき 5.0
コスパ 4.0
総合評価 Cランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
327円/200g
877円/800g(400g×2袋)
1,719円/1.6kg(400g×4袋)
2,838円/2.5kg(500g×5袋)
4,378円/4kg(500g×8袋)
9,852円/10kg(2.5kg×4袋)
※室内猫用 フィッシュ味
※2022年9月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 ユニ・チャーム株式会社

当サイトのAllWell(オールウェル)キャットフードの総合評価はCランクです。

穀物が主原料として使われたオールウェルは猫本来の食事とはかけ離れたキャットフードと言わざるをえませんし、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることとミネラルバランスが分からないことも不安要素です。

ただ、食いつきがいいという口コミ・評判が非常に多く、肉類が主原料のフードよりもお手頃な値段で販売されているというメリットもあります。

たとえ品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。