オールウェル(猫用)のパッケージ画像

“ユニチャーム独自の食物繊維配合技術”が採用されているキャットフード「AllWell(オールウェル)」。

今回はそんなAllWell(オールウェル)を愛猫の口コミ・評判を107件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

オールウェル(猫用)の悪い口コミ・評判

オールウェル(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたのにあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「穀物の割合や肉類の品質が気になる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、猫は食の好みが激しい動物ということや、オールウェルには穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきは今ひとつ(6件)
  • 我が家の猫には合わなかった(5件)
  • 気になる原材料が多い(2件)
  • 値段が高い(1件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2021年1月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査し、2023年6月にツイッターで追加調査を行いました。

食いつきは今ひとつ

悪い口コミ・評判で一番多かったのは「あまり食べない」、「しばらくしたら食べなくなった」といったような食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

食いつきのよさを評価するレビューに比べれば件数は少ないですが、どんな猫でも絶対に気に入るフードはまず存在しないというのも事実です。

ただ、オールウェルの成猫用フードには2種類の風味があり、風味の種類が限定されたフードに比べれば愛猫の食の好みに合わせやすくなっています。

我が家の猫には合わなかった

次に多かった悪い口コミ・評判は、「我が家の猫には合わなかったようで、吐く回数が増えた」という内容のレビューでした。

吐き戻しが増える原因として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。

まず、餌の急な切り替えは消化の負担になってしまうので、オールウェルに慣れるまで一時的に吐き戻しが増える可能性はあります。

 

また、オールウェルには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手です。

それに加えて、穀物の中でもトウモロコシと小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、オールウェルにはどちらのタンパク源も使われています。

このことから、体質によってはオールウェルが合わない可能性はあります。

餌の切り替えと食物アレルギー以外では、一気食いも吐き戻しの原因の一つと考えられますね。

気になる原材料が多い

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「オールウェルは気になる原材料が多い」という内容のレビューでした。

具体的には、【トウモロコシ・パン粉・コーングルテンミール】といった穀物や、肉類(ミール)の品質を気にするレビューです。

先ほども説明した通り、オールウェルには穀物が主原料として使われていますが、穀物の割合が多いフードは肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。

また、公式サイトとパッケージを見た限りでは、肉類の品質についての説明は特に見当たりませんでした。

値段が高い

悪い口コミ・評判の中には、「オールウェルは値段が高い」といったレビューもありました。

確かにオールウェルは最安値クラスのドライフードと比較すると高いですが、オールウェルの3~4倍以上の価格で販売されているプレミアムフードも少なくありません。

穀物の割合や肉類の品質は気になるものの、オールウェルには人工の香料・着色料といった添加物は使われていないので、自分なりに品質と価格のバランスが取れていると思えるフードを選ぶのが一番おすすめです。

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オールウェルキャットフードの総合評価

オールウェル(猫用)の良い口コミ・評判

オールウェル(猫用)の良い口コミ・評判は「我が家の猫には合っている」、「食いつきがよくて満足している」「小粒サイズだから食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、オールウェルにはユニチャーム独自の食物繊維配合技術が採用されていることや、嗜好性を高めるために挽き小魚とささみフリーズドライパウダーをまぶしていることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 我が家の猫には合っている(41件)
  • 食いつきがいい(40件)
  • 小粒で食べやすそう(12件)

という結果になっています。

我が家の猫には合っている

良い口コミ・評判で一番多かったのは、「我が家の猫には合っている」といった内容のレビューです。

この理由としてまず考えられるのは、オールウェルには“ユニチャーム独自の食物繊維配合技術”が採用されていることでしょう。

また、体質によっては高脂質のフードが合わずに消化不良を起こすことがありますが、オールウェルは全体的に脂質が控えめなことも関係していると考えられます。

食いつきがいい

次に多かった良い口コミ・評判は、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。

食いつきの悪さを指摘するレビューが6件、食いつきのよさを評価するレビューが40件という比率を踏まえても、オールウェルの嗜好性は一般的なドライフードよりもワンランク上と捉えてよさそうです。

オールウェルには人工の香料は使われていませんが、それでもこれだけ食いつきがいいというレビューが多いのは、挽き小魚とささみフリーズドライパウダーを使ってしっかりと嗜好性が高められている裏付けになりますね。

小粒で食べやすそう

そのほかには、「オールウェルは小粒で食べやすそう」というレビューも確認できました。

ただ、キャットフードの形状は愛猫の好みや飼い主の判断によって意見が分かれる要素なので、粒の大きさに関する口コミはあまり当てにならないと思っておいた方がよさそうです。

オールウェル(猫用)の口コミ・評判まとめ

オールウェル(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたのにあまり食べない」、「我が家の猫には合わなかった」、「穀物の割合や肉類の品質が気になる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、オールウェル(猫用)の良い口コミ・評判は「我が家の猫には合っている」、「食いつきがよくて満足している」、「小粒サイズだから食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、オールウェルは嗜好性を高めるために挽き小魚とささみフリーズドライパウダーをまぶしていることや、ユニチャーム独自の食物繊維配合技術が採用されていることが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 食いつきは今ひとつ
  • 我が家の猫には合わなかった
  • 気になる原材料が多い
  • 値段が高い
  • 我が家の猫には合っている
  • 食いつきがいい
  • 小粒で食べやすそう

オールウェル(Allwell)キャットフードの種類

対象 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
エネルギー
(100gあたり)
子猫 健康に育つ子猫用 フィッシュ味 34.0% 16.0% 約370kcal
成猫 室内猫用 フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal
室内猫用 贅沢素材入り フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal
室内猫用 チキン味 30.0% 9.0% 約340kcal
避妊・去勢した猫の体重ケア 筋肉の健康維持用 フィッシュ味 32.0% 9.0% 約340kcal
避妊・去勢した猫の体重ケア・筋肉の健康維持用 チキン味 32.0% 9.0% 約340kcal
肥満が気になる猫用 フィッシュ味 30.0% 8.1% 約325kcal
早食いが気になる猫用 フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal
早食いが気になる猫用 チキン味 30.0% 9.0% 約340kcal
健康免疫サポート フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal
健康免疫サポート チキン味 30.0% 9.0% 約340kcal
成猫の腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal
高齢猫 10歳以上の腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal
15歳以上の腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal
20歳を過ぎてもすこやかに 腎臓の健康維持用 フィッシュ味 30.0% 9.0% 約340kcal

オールウェルキャットフードは子猫用が1種類、成猫用が11種類、シニア猫用が3種類というラインナップになっています。

子猫用フードの特徴

オールウェルの子猫用フードは、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮して、成猫用フードと比較するとタンパク質・脂質・カロリーが高めになっています。

なお、原材料の内容自体は成猫用フードとほとんど変わりません。

成猫用フードの特徴

成猫用フードは室内飼いの猫向けに成分バランスが調整されており、一般的な主食用ドライフードと比較すると脂質とカロリーが控えめです。

また、食欲旺盛で食べすぎてしまう成猫向けに、より脂質とカロリーが控えめな「肥満が気になる猫用」というドライフードも製造・販売しています。

シニア猫用フードの特徴

オールウェルのシニア猫用フードは「10歳以上」、「15歳以上」、「20歳をすぎてもすこやかに」の3種類です。

どのドライフードもリンとナトリウム含有量が控えめに調整されており、【10歳以上<15歳以上<20歳をすぎてもすこやかに】の順でリンとナトリウムの含有量が控えめになっています。

オールウェル(猫用)のお試しサンプルについて

公式サイトではお試しサンプルの無料配布は行われていませんが、オールウェルからは200gのお試しサイズが販売されています。

1食分くらいの量だと物珍しさで何でも食べる猫もいますが、3~4食分くらいのお試しサイズなら愛猫の好みの香り・味かどうかのざっくりとした判断はできるでしょう。

少量のお試しサイズは開封してしばらく経った状態のフードを愛猫が食べてくれるかどうかの判断ができないのがネックですが、オールウェルの750g以上のサイズは袋の中で小分けされており、風味が薄れてしまう前に使い切ることができるようになっています。

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オールウェルキャットフードの総合評価

オールウェル(猫用)の原材料の評価

原材料一覧
穀類(トウモロコシ、パン粉、コーングルテンミール)、肉類(チキンミール、ポークミールビーフミール、チキンエキス、乾燥ささみ加工品粉末)、セルロースパウダー、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、煮干パウダー、かつお節、まぐろミール、かつおミール、白身魚ミール、乾燥シラス)、動物性油脂、野菜類(ビートパルプ)、ビール酵母、糖類(オリゴ糖)、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)

ここからは、オールウェル(猫用)の原材料を評価していきます!
(※表は「室内猫用 フィッシュ味」の原材料一覧です)

穀物が主原料のドライフード

オールウェルはユニチャーム独自の食物繊維配合技術が採用されたドライフードですが、主原料として使われているのは肉・魚ではなく穀物です。

このことから、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。

また、穀物の中でも小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、オールウェルにはどちらのタンパク源も使われています。

もし食に敏感でお腹が弱い愛猫にオールウェルを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも注目して購入を検討するといいでしょう。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

そのほかに気になったのは、肉類(ミール)についての品質の説明がないことと、動物性油脂に具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことです。

また、動物性油脂に使われている酸化防止剤が天然由来のものなのか、あるいは人工のものなのかが分からないことも気になりました。

ただ、人工の香料・着色料といった添加物が使われていないことは評価できます。

オールウェル(猫用)の成分の評価

成分表
タンパク質 30.0%以上
脂質 9.0%以上
粗繊維 9.0%以下
粗灰分 7.0%以下
水分 10.0%以下
カルシウム 1.00%
リン 0.90%
マグネシウム 0.08%
ナトリウム 0.50%
エネルギー
(100gあたり)
約340kcal

原材料の次は、オールウェル(猫用)の成分を評価していきます。
(※表は「室内猫用 フィッシュ味」の成分値です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

オールウェルのタンパク質は30.0〜34.0%以上、脂質は8.1〜16.0%以上、100gあたりのカロリーは約325〜370kcalと、ラインナップによって成分バランスに開きがあります。

ただ、全体的には脂質とカロリーが控えめなものが多く、運動量が少ない室内飼いの愛猫や、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫向けの成分バランスと捉えることができます。

その逆に、運動量が多い活発な愛猫や、食が細くてたくさんの量が食べられない愛猫用フードとしては向いていません。

 

それと、オールウェルには穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。

そのため、「愛猫には肉・魚が主原料として使われている高タンパクなフードを与えたい」と考えている場合には、必然的にオールウェルは選択肢から外れます。

最安値は?公式・Amazon・楽天で価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
200g 315円
800g(400g×2袋) 880円 870円
1.6kg(400g×4袋) 1,470円 1,781円
2.5kg(500g×5袋) 2,678円 2,678円
4kg(500g×8袋) 4,620円 4,485円

オールウェルの公式サイトと楽天市場、Amazonで「室内猫用 フィッシュ味」の販売価格を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできず、Amazonでは200gのお試しサイズは販売されていませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)

そして、楽天とAmazonは内容量によって最安値にバラつきがあり、800g・4kgの最安値はAmazon、1.6kgの最安値は楽天、2.5kgの最安値は楽天とAmazonで変わらずという結果になりました!

オールウェルを店頭で取り扱っている販売店も増えてきましたが、通販サイトは定価より安く販売されていたり一定金額以上の購入で送料無料となる販売店もあるので、継続して購入する場合は通販サイトでまとめ買いするのがおすすめです。

ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、送料無料となる販売店もありますからね。

オールウェルキャットフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.0
成分 3.0
安全性 4.0
食いつき 5.0
コスパ 4.0
総合評価 Cランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
315円/200g
870円/800g
1,470円/1.6kg
2,678円/2.5kg
4,485円/4kg
※2023年6月に楽天・Amazonで確認
※室内猫用 フィッシュ味
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 ユニ・チャーム株式会社

当サイトのAllWell(オールウェル)キャットフードの総合評価はCランクです。

穀物が主原料として使われているオールウェルは、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらく、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることが気になりました。

ただ、食いつきのよさを評価する声が非常に多く、肉・魚が主原料として使われているフードと比べてお手頃値段で販売されていることは強みです。

たとえ品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。